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福山雅治よ、「アダルトな魅力」を取り違えてないか? 映画「SCOOP」 感想

こんにちは!

 

今回は 映画「SCOOP」の感想です。

SCOOP!  通常版Blu-ray

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 監督・脚本 大根仁 

 

あらすじはこんな感じ↓

カメラマンの都城静は、かつて数々の伝説的スクープをモノにしてきたが、今では芸能スキャンダル専門の中年パパラッチとして、借金や酒にまみれた自堕落な生活を送っていた。

そんなある日、ひょんなことから写真週刊誌『SCOOP!』の新人記者・行川野火とコンビを組むことになり、日本中が注目する大事件に巻き込まれていく。

 

おばさま方に大人気の福山雅治が、ゲスな売れない中年を演じる!

大人の色気を振りまく!

みたいな宣伝を公開当時されてたような記憶がある本作。

道標 2010

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 でも、この映画の福山雅治はとにかく薄っぺらい。

 

「あいつ処女だぜ」「風俗行ってくるわ」などの下ネタ、二階堂ふみ・吉田羊とのアダルトなシーン、同じくゲスな中年との大人の付き合い。

確かに福山雅治はそういう役やってなかったでしょう、ファンは嬉しいでしょう。

 

でも、そういうのが「大人の魅力」なのかなあ・・・?

大人の語彙力「言いまわし」大全

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 少なくとも自分には全部が全部、童貞中学生が考えたような「大人の世界」に感じてしまうんです。

 

少なくとも自分が考える大人の魅力って「余裕があって、スマートで、でもユーモアがあって」みたいな包容力というか、何でも飲み込む度量の大きさが大人の魅力だと思うんだけどなあ。

 

というか監督の大根仁さんは「まほろ駅前番外地」とか「ハロー張りネズミ」みたいなドラマできちんと大人の男の魅力や色気をしっかり演出できていたと思うんですけどねえ・・・。

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そして「こんなことやっちゃう俺、かっこいいでしょ?」「福山雅治にこんなことさせちゃう俺、どっすか?」みたいな雰囲気を感じてしまうんですよね。

福山雅治が好きな人なら「いいね!」となるかもしれないですが、彼に興味がないので「あっそ」としか思わない(笑)

それがすべてさ

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結局福山雅治映画でしたね。

 

一番盛り上がる部分をラスト前に配置するなど、映画としての構成はけっこう面白かったんですけどね。