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改訂版 映画ジョーカー比較論 ジャックニコルソン ヒースレジャー ジャレッドレト ホアキンフェニックス

こんにちは!

 

今回は「バットマン」の永遠の敵・「ジョーカー」(映画版)について語りたいと思います。

主に語りたいのは「笑顔」と「狂気」について。

 

・ジャックニコルソン版ジョーカー(「バットマン」)

まずはなんといってもジャックニコルソン。

彼が演じたジョーカーがルックスとしては一番強烈かもしれないですね。

彼の「笑顔」は、死を前にした極限体験を潜り抜け、「もう笑うしかねえ」という開き直りの笑いというか、たどり着いてしまった純粋な「狂気」由来の「笑顔」という気がする。

 

・ヒースレジャー版ジョーカー(「ダークナイト」)

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 今回取り上げる四人のジョーカーの中で、一番知能指数が高いのがこのジョーカー(な気がする笑)。

彼の「狂気」は、異常に頭の良いやつが哲学とか政治とか善悪とか、そういった概念的思考を突き詰めていった結果たどり着いたもの、という気がしますね。

考えて考えて考えた結果、悪事に手を染めた感じと言うか、あえて選び取った感がある。

だから彼の笑顔は「ポーズ」なんじゃないでしょうか。

本当はずっと無表情、そんな感じ。

 

・ジャレッドレト版ジョーカー(「スーサイドスクワッド」)

ヒース版とは対象的なのがこちら(笑)

ヒース版が「哲学者」だとするなら、こちらは「ヤンキー」。

 彼の狂気は「薬のやりすぎで頭クルクルパーになっちゃいました!」タイプというか、「ぶっ壊れてる」系。

その「笑顔」も「ナチュラルハイでニコニコしてます」みたいな(笑)

 

「スーサイドスクワッド」は非常に残念な映画でしたが、「笑顔のまま人を殴り続けて半殺しにしそう」なジョーカーのヤバさはうまく表現できていたと思います。

 

ホアキンフェニックス版ジョーカー(「ジョーカー」)

 

 この4人のジョーカーの中で、一番人間的なのが彼かもしれない。

彼は間違っても快楽殺人者ではないし、無差別殺人者でもない。

例えば部屋に同僚が遊びに来たとき、自分を欺いた男は殺したけど、もう一人は殺さない。

それどころか小人病(こういう人たちが出てくるのが素晴らしい)の彼のために行動したりもする(人を殺した直後に)。

だから彼は「狂気」でもないし、さらに言えば「笑顔」でもない。

 

彼は「笑い」はするけどそれは病気のせいでしかなくて、彼が本気で笑った場面てないんじゃないかな?

全く新しい、素晴らしいジョーカー像を提示してくれました。

 

 まとめ

「ジョーカー」というキャラクターは本当に名優ばかりが演じてきました。

次誰が演じるかはわかりませんが、また一段ハードルが上がってしまいましたね・・・。

 

PS

前回の記事が途中で終わってしまっていたので、改訂版です。

すいません・・・。