こんにちは!
今回は映画「バットマン リターンズ」の感想です。
監督 ティム・バートン
あらすじはこんな感じ↓
人気アメコミヒーロー・バットマンが活躍するシリーズ第2弾。暗黒都市・ゴッサムシティが平和を取り戻したのも束の間、異常な野望に取り憑かれた怪人・ペンギンと復讐に燃えるキャットウーマンが街を裏で牛耳ろうとする
https://www.amazon.co.jp/dp/B07SP14GDM?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/5/18閲覧
ティム・バートンが監督した「バットマン」シリーズの2作目ですね。
今回は非常にティム・バートン色が強くなったなあ、という印象です。
これはもう、世界中で何百回と言及されていることでしょうから、今更言うのもお恥ずかしいくらいなんですが(笑)、一応書くとすると、今回の敵「ペンギン」というのはすごくティム・バートンっぽいキャラクターなんですよね。
ティム・バートンが繰り返し繰り返し描いているテーマというのが、「異形のもの」なんですよ。
「シザーハンズ」しかり、「チャーリーとチョコレート工場」しかり、「普通とは違う容姿だったり性格だったりするせいで、社会と相いれることのできない人たち=異形のもの」をティム・バートンはずっと描いているし、今回の「ペンギン」もまさにそう。
まるで「アリス・イン・ワンダーランド」の世界から抜け出してきたような、絶対に普通の社会生活は送れないであろうビジュアル。
そして、そのビジュアルによって迫害を受け続けた結果としての、ねじくれた性格。
こんなのティム・バートンの大好物の物件なわけで(笑)
前作の「ジョーカー」しかり、今作の「ペンギン」しかり、監督であるティム・バートンが明らかにヴィランの方に感情移入しているので、やっぱりバットマンは全然印象に残らないんだよなあ(笑)
むしろ物語を引っ掻き回したキャットウーマンの方が覚えてるくらいで。
だからこのティム・バートン版「バットマン」は、ヒーロー映画ながら、ヒーローが全然印象に残らない珍しいシリーズでございました(笑)
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