こんにちは!
今回は米澤 穂信作「さよなら妖精」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
1991年4月の雨の日、藤柴高校3年の守屋路行と太刀洗万智は学校からの帰り道、ユーゴスラビアから来た少女・マーヤと出会う。マーヤが目撃した「傘を持ちながら傘を差さずに団地から走った男」の謎解きを挟みながら、住む場所に困っていたマーヤを助けた2人は、以来同級生の白河いずる、文原竹彦と共にマーヤと親交を深めるようになる。日本の文化に関心を持ち、見聞を広めようとするマーヤは、路行らと行く先々で「神社に餅を持っていこうとする男2人組の真意」や「墓に供えられた紅白饅頭の意味」などの謎に出会い、日本人の心の機微に触れていく。路行もまたマーヤの影響により、ユーゴスラビアへの関心から遠い世界への憧れを抱くようになった。
やがてマーヤに帰郷の時が近づいてきたが、この時ユーゴスラビア紛争が始まっていた。それでも帰郷の意思を変えないマーヤに路行たちはいずるの実家で送別会を開き、「いずるの名前の由来」を肴に羽目を外しマーヤを送り出すのだった。その中で路行は自分のいる世界ではない場所で何かを成そうとする強い気持ちから、マーヤにユーゴスラビアへ連れて行ってほしいと懇願するが、マーヤに「観光気分」だと切り捨てられ断られてしまう。こうしてマーヤは路行たちの前から去っていった。
それから約1年後・・・。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%82%88%E3%81%AA%E3%82%89%E5%A6%96%E7%B2%BE 2019/11/24閲覧
うーん。
うーん・・・。
うーん・・・・?
え?これだけ!?
謎解き、それだけ!?
なんというか、非常にどっちつかずというか、ミステリーとしても、青春小説としても中途半端。
肩透かしを食らった小説とはまさにこういうのを言うのでしょう。
まあ米澤さんも、たまには外しますよね・・・。