こんにちは!
今回は映画「万引き家族」の感想です。
監督・脚本 是枝裕和 出演者 リリー・フランキー 安藤サクラ 松岡茉優 池松壮亮
「万引き家族」についてはプロ・アマ問わず多くの人が語り尽くしていると思うので、詳しい感想や批評が読みたい方はそちらをご覧ください。
自分が語りたいのは3点。
語りたいこと① テーマ
これは近年の映画でよく語られるテーマで、例えば「シャザム」という映画のテーマとも共通しています。
この記事の中ではこう書いています。
血縁、血の繋がりではなく、絆・心が通じ会うことこそが大事である、ということでしょうし、これは今も起きている毒親・虐待問題へのアンサーでもありうるでしょうね。
また「万引き家族」と類似点の多い映画「at home」ではこう書きました。
絆の元に結びつき、本当の意味で家族になる。
血の繋がりよりも絆の繋がりが大事
どんな親の元に生まれるかは選ぶことは出来ません。
でも、そこから逃れて、新しいコミュニティを作ることはだれでもできます。
そういうお話だったと思います。
語りたいこと② 安藤サクラのエロさ
正直安藤サクラって美人ではないじゃないですか。
普段見ていて、別にエロさは感じないんです。
でもこの映画の中盤、リリーフランキーとセックスするシーンでの安藤サクラのエロス!
汗ばんだ、ちょっと崩れた体型のエロさ!
ここに是枝監督のすごさを感じましたね。
「女のエロス」を演出することができる監督が、本当にすごい監督だ!
って誰かが言ってました(笑)
語りたいこと③ ラストシーンの解釈
この映画の最後の最後の女の子がマンションの外を見ているシーン。
自分はここを「これから飛び降りるその一瞬前」だと解釈しました。
つまり「自殺」ですね。
でもそう見てる人はあんまりいないみたいですね(笑)
相も変わらず自分に無関心な母親に絶望して、もうこの世から消えてしまおう、輪廻転生して次は良い親の元にうまれよう、みたいなすごく残酷でリアルなラスト、だと思うんですけどねえ・・・。