こんにちは!
今回は「ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎 駿×宮崎吾朗~ 」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
2011年邦画No.1の大ヒットとなった
スタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』の制作現場に
NHK取材班が10ヶ月にわたり密着したメイキング・ドキュメンタリー
ジブリがいっぱいCOLLECTIONスペシャル
『NHK ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎 駿×宮崎吾朗~』
巨匠・宮崎駿監督と、その息子で同じくアニメーション映画監督の宮崎吾朗。
衝突しながらも映画『コクリコ坂から』の制作に情熱を燃やす“ふたり”(父と子)の絆を描いた
メイキング・ドキュメンタリー
本作『NHK ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎 駿×宮崎吾朗~』は2人の人物の絆を描く新しいドキュメンタリー番組として、2011年7月の『コクリコ坂から』の劇場公開に併せて製作され、2011年8月にNHKで放送されました。今回が初のDVD/ブルーレイディスク化となります。
2011年7月16日に公開された映画『コクリコ坂から』は1963年の横浜を舞台に、親子2世代にわたる青春を描いています。企画・脚本を担当したのは巨匠・宮崎駿。監督はその長男、宮崎吾朗。2011年の邦画No.1の成績を残したこの作品は、ふたりにとって初めての合作です。その制作現場に10ヶ月にわたりカメラが密着しました。
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映画監督がふたり。
意地の強い男がふたり。
負けん気の強い男がふたり。
父と子の、ふたり。
ジブリ作品「コクリコ坂から」の制作現場に密着したドキュメンタリー作品ですね。
これがまあ、面白いこと面白いこと。
冒頭、映画監督である息子の現場にやってくる父・駿。
駿に介入されないよう、父に情報を隠す息子・吾郎。
互いに無言の親子。
もうここにね、並みの映画では出せない、親子の一筋縄ではいかない愛憎入り交じる複雑な感情が感じ取れますよね。
宮崎駿という、圧倒的なアニメ―ションの天才を父親に持ってしまったという悲劇。
悲しいかな、息子・吾郎は凡人であったという悲劇。
そして、二人が同じ映画監督という、才能がすべての仕事についてしまったという悲劇。
吾郎さんは百も承知なのでしょう、自分は一生父(=天才・宮崎駿)に敵わない、ということを。
ただそこで「じゃあ父に頼っちゃおう!」となるほど、ボンクラ息子でもない。
それほど、彼は自分を見下げることができない。
だからこそ、揉めるわけです。
だからこそ、ぶつかるわけです。
だからこそ、お互い無視を決め込むわけです(笑)
いやー、面白い!
要するにこのドキュメンタリーってのは、いい年こいた親子が喧嘩してるだけなんですよね(笑)
でもさ、他人の喧嘩って見てて面白いじゃないですか(笑)
だからすごく面白いんです(笑)
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