こんにちは!
今回は「アーヤと魔女」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
宮崎駿監督が企画し、
宮崎吾朗監督が、スタジオジブリ初の
3DCG長編アニメーションを製作した、
「アーヤと魔女」が、
徳間アニメ絵本として登場!
英国でファンタジーの女王と呼ばれた、
「ハウルの動く城」の原作者の作品を、
宮崎駿監督が企画し、
宮崎吾朗監督が、スタジオジブリ初の
3DCG長編アニメーション化した
「アーヤと魔女」が、
小さな子から楽しめるアニメ絵本になりました。
<宮崎駿監督が、原作に寄せた推薦文>
なんという愛らしい本でしょう。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの
さいごの本は、
佐竹さんのさし絵と編集の人の努力で
なんともいえない魅力のあるものになっています。
ぼくは5回位
スミからスミまで読みました。
「子どもの家」で楽しくくらしていたアーヤは、
ある日、魔女の家に引きとられ、
毎日こき使われることに。
頭にきたアーヤは、魔女の黒ネコに教えてもらい、身を守る呪文と、反撃のための魔法を
作りはじめる。
また、魔女の家で見つけた意外なものとは…?
https://www.amazon.co.jp/dp/4198652163?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2020/1/3閲覧
彼がスタジオジブリの看板を引っ提げて作成した3DCGのアニメ作品。
それが先日、NHKで放送されました。
ハッキリ言います。
退屈だったわあ・・・。
退屈でした、とても。
「ゲド戦記」や「コクリコ坂」では、ジブリの圧倒的なアニメーションのクオリティの高さでごまかされていましたが、3DCGというジブリの力技が通用しなくなると、宮崎悟朗の本当の実力・演出力がわかりましたね。
それは、「彼は作品を完成させることにいっぱいいっぱいで、そこにテーマやメッセージを込めることにまで意識が及んでいない」ということ。
今まではジブリの圧倒的なアニメーションのすごさで隠されていた、彼の実力のなさが露呈しました。
というか、彼にはそもそもそういうつもりがあるのかどうか。
そういう作品に込めたい情念のようなものが彼の中にはあるのか?
宮崎悟朗というのは、人格的にとても良い人だそうです。
作品には良くも悪くもその「良い人」が現れています。
確かに卒なく仕上がっている。
部分部分を取り出せばよくできている。
でも、それだけ。
彼の父親の作品に込められたクリエイターとしての欲望・葛藤・業・表現欲求。
クリエイターというのは、作品を作らなければ死んでしまう、作品を作らなければ自分には生きている価値がない、それくらいの振り切った、一種の狂気のようなものがあるから、だからこそクリエイターだと思うんです。
でも宮崎吾朗の作品にはそういう禍々しさのようなものがない。
だから、つまらない。
凡庸。
平凡。
退屈。
3DCGとして作品を作ったのは、宮崎親子喧嘩ヒストリーの一ページとしては確かに面白いです。
父親の呪縛から逃れて、3DCGで作る。
そういういきさつは確かに面白い。
でも、それだけ。
彼の中でも「父親と別の道へ行ってやったぜ、見たか親父!」という意識しかないのではないか、と邪推すらしてしまいます。
まあでも、魔法を使うシーンだけはちょっと見ごたえがありましたね。
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