こんにちは!
今回は、映画「風立ちぬ」の感想です。
(あくまで個人的な意見ですが)
こりゃあダメだ。
ジブリの悪いところが全部出ている。
ジブリの作品は、チャゲアンドアスカのやつ以外は全部見ている(はずな)んですが、これはなかなかひどい部類に入るかな、と。
そのひどさを分野別に考えていきたいと思います。
・声のひどさ
まずこれでしょう。
どう考えても主演・庵野秀明はおかしいって(笑)
ジブリが声優を使わないことは有名で、数々のずっこけボイスを生み出してきました。
でも、今回は特にひどい。
アニメの演出家のおっさんですよ?
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.(初回限定版)(オリジナル・サウンドトラック付き) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (178件) を見る
いくら巨匠のいうことだとしても、止めろよ、誰か。
ナウシカの続編を彼になら許可したとか、このキャスティングは後継者指名のメッセージだとか言われていますが、そうだとしたら内輪でやれや。
劇場公開すんな、電波に乗せんな。
一言目のずっこけっぷりはすごい(笑)
もう本当に新喜劇レベルの「ズコーッ!」ですよ(笑)
Joy! Joy! エンタメ新喜劇~吉本新喜劇アキ座長公演~ [DVD]
- 出版社/メーカー: よしもとミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2018/01/31
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
宮崎駿から頼まれたら庵野秀明が断れる訳ないんだから、マジで誰か止めてやれって。
これはご乱心としか言いようがない。
・ストーリーの放棄っぷりがすごい
「ハウルの動く城」あたりからずっとそうだけど、宮崎監督はもう、ストーリーとかどうでもいいんでしょうね。
自分のやりたいシーンを無理やりつなげているだけ。
だからまったくエモーショナルじゃない。
心に響いてこない。
そもそも物語としての完成度が低すぎる。
だから効果的な心情的な積み重ねなんて期待しようがない。
予習してきた人なら話は分かるんでしょうけど、自分は話がよく分からなかったっす(笑)
・圧倒的な画力の無駄遣い
ジブリの罪って、たぶん絵がうますぎることなんですよ。
やっぱり今回も絵の躍動感はやっぱりすごいし、ここはジブリの面目躍如と言わざるを得ない。
でも、それが観客を惑わしている。
要するに絵力がすごいから、物語や演出が破たんしていても、なんとなく誤魔化されてしまう(笑)
これは押井守さんがこの本で言ってたことですけどね。
誰も語らなかったジブリを語ろう (TOKYO NEWS BOOKS)
- 作者: 押井守
- 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
- 発売日: 2017/10/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
・そもそもアニメでやる話か?これ
これ実写じゃダメだったの?っていう(笑)
わざわざアニメでやらなくてもいいような・・・。
たとえば人物パートは実写でやって、監督が本当にやりたい飛行機のシーンだけアニメでやればいいじゃん(笑)
で、実写パートは「シンゴジラ」の庵野秀明・樋口真嗣コンビにでも任せさなさいよ(笑)
そうしたらお気に入りの庵野秀明にも仕事振れるし(笑)
まとめ
諸々の外部要因を取っ払って一本の映画として見たら、これはだいぶひどい部類だと思いますよ、実際。
ファンタジーで隠されていた宮崎演出のあらみたいなものがすごく出ている。
まあ映画館で見てたら感想は変わった?かも(笑)