こんにちは!
今回はアニメ「さらざんまい」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
舞台は東京・浅草。中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、突如現れた謎のカッパ型生命体“ケッピ”に出会うが、カエルと間違えた事で怒りを買い、強引に尻子玉を奪われてカッパに変身させられてしまう。「元の姿に戻りたければ“ある方法”でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい」と言われ、3人はゾンビの尻子玉を探す。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%96%E3%82%93%E3%81%BE%E3%81%84 2020/4/18閲覧
幾原邦彦監督作品ですね。
「少女革命ウテナ」しかり「輪るピングドラム」しかり、彼の作品は(すくなくとも自分には)さっぱり意味不明、だけど面白いというタイプの作品なんですが、これもそのパターンでしたね。
今自分の目の前で何が起きているのか、それはよく分からない。
よくわからないけど、アニメーション的な面白さ(絵が動くという面白さ)はあるから見続けてしまう。
最後まで見れてしまう。
でも、わからない。
さっぱりわからない。
完全に意味不明。
でも、この意味不明さは「良い意味不明さ」だと思うんですよ。
脚本が破綻しているとか、監督が自己満足で作っているとか、そういう種類の意味不明さではない。
おそらくこのアニメの裏には膨大な数の設定があり、ストーリーはその必然性によってつくられていると思います。
ちゃんと考え抜かれて作られているんだと思う。
だから、ずーっとわけがわからなくても「これはわからない自分が悪いんだなあ」という気分になるんですよね(笑)
そこら中にヒントは散らばっているんでしょうし、ちゃんと読み解いていけば多分、分かるんでしょう。
ただその体力が自分にないだけでねー。
難しいふりをして難しいアニメを作ることは誰だってできると思います。
でも、このさらざんまいのように、キュートで、スタイリッシュで、バラエティに満ちていて、それでこんなにわけがない。
タイトルにもしたようにポップに意味不明なわけですが、そういうアニメを作れるのって相当な演出力が必要だと思うんですよ、
「わかりそうでわからない」。
このぎりぎりの加減が相当難しいと思うんですが、この「さらざんまい」はその微妙なバランスを絶妙に保っていて素晴らしいと思うんです。
わからないけど、面白い。
それが「さらざんまい」!!
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