こんにちは!
今回はハクション大魔王 2020 第一話 出まして!来まして!アクビです! の話 の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
タツノコプロ原作「ハクション大魔王」の50年ぶりとなる新作アニメーション。現代の東京を舞台に、ハクション大魔王の元ご主人・カンちゃんの孫である与田山カン太郎の元に、ハクション大魔王の娘・アクビが女王修行のためにやって来る。アクビは人間界で色々な女王修行を重ね、成長しながら夢を持つ事の大切さをカン太郎と共に発見していく。
https://thetv.jp/program/0000972990/ 2020/4/12閲覧
呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!で有名なハクション大魔王が帰ってきましたよ!皆さん!
50年ぶりの続編ですよ!皆さん!!
本編を見る前までは勝手にリメイクだと思い込んでいましたが、続編ですよ!
あくびちゃんが主役ですよ!!
(といっても50年前の前作は当然見てないのでよくしりませんが笑)
まず冒頭「キングオブプリンス」のような美麗作画でお届けされるハクション大魔王&あくびちゃん&部下たち。
「まさかこの路線で突っ走るのか・・・」と心配になりましたが、人間界にやってきた後は見慣れたデフォルメスタイルになるのでひと安心です。
今作で人間側の主役となるのは前作の人間側の主人公・カンちゃん(名前は聞いたことある)の孫・田山カン太郎。
この孫のキャラクター造形が非常に良いなあと思いましたね。
彼は帰りの学級会の間に宿題を終わらせ、通学では常に最短ルートを歩き、その浮いた時間疲れた体を癒すためひたすらダラダラするという、かなり今風の現代っ子。
そんな彼の元にあくびちゃん&ハクション大魔王がやってくるわけですが、ことごとく彼らの魔法の魅力は通用しません。
漫画を出しても「スマホで読めるし」と言われ、サッカーをしようと近所の公園に行けば「ボール遊び禁止」で怒られ、周りの子供達を誘って遊ぼうとすると「変質者」として警察に連行される(笑)
ギャグっぽく描いていますが、これはけっこう示唆的だと思うんです。
ハクション大魔王達の人間界の知識というのは前作(50年前)のままで止まっているんです。
ですが時は進み、街はぶっそうになり、子供は外で遊ばなくなり、スマホでなんでもできるようになる。
だからこそ、ハクション大魔王達とカン太郎、この二人のすれ違いと言うかギャップというのがつまり、50年前の常識と今の常識のギャップなんじゃないでしょうか。
たった50年で日本はかなり変わってしまったことを示唆していると考えることができるかもしれません。
そんな風に深読みすることも可能ですが、ただ懐かしさ&面白さを楽しむことも可能な良質なアニメです!!
毎週土曜日 夕方5時半から放送していますので、是非!!