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世界初のハメ撮り作品(らしい) ドキュメンタリー映画「極私的エロス・恋歌1974」感想

こんにちは!

 

今回は「極私的エロス・恋歌1974」の感想です。

 

極私的エロス・恋歌1974 [DVD]

極私的エロス・恋歌1974 [DVD]

  • 発売日: 2015/12/02
  • メディア: DVD
 

 

監督 原一男

 

あらすじはこんな感じ↓

 レンタルショップでも並ばず、天井知らずの高額プレミア化していた原一男監督(「ゆきゆきて神軍」)の幻の傑作ドキュメンタリー映画のDVDを再発!
トノンレバン国際独立映画祭グランプリ受賞作品

監督自らが、かつて一緒に暮らし、子供を産んだ女を、そして今自らが共に暮らしている女を執拗にカメラで追いつづけ、「極私」の極致へと到達したこの映画は、未踏のドキュメンタリーとして歴史にその名を刻んだ。
原一男監督が「一世一代のミス」と後悔した、衝撃の出産シーンは必見!
公開後、「生きることの原点を描ききった」「観る者を強烈にとらえてゆさぶり続ける恐ろしい映画」「真実を見ることの衝撃」などの絶賛される。

映画サイトでの原一男監督のコメント
「一般的に男の方が客観的に考え、女の方が直感的に行動を選んでいく。彼女の映画を撮るということは、自分のマイナスの部分も必ず明らかになることはわかりきっていた。だけど彼女を魅力的に描くために私が影にならないといけないので、まるでボクシングのサンドバックのような役割を演じていた。僕をバネにして彼女が光っているならば本望である」

【ストーリー】
原一男監督が3年間同棲していた武田美由紀は子供と共に家を出た。原監督は、彼女との関わりをつなげるため映画を撮影し始めた。美由紀はその子という女性と沖縄で暮らしている。そこに現れた原監督を前に、二人は凄まじい言い争いを始める。やがて美由紀は一人になり、黒人米兵との恋、妊娠、そして別れを経て、出産のために東京へ帰ってくる。彼女はより困難な状況に自らを置こうとする意志の強い女性である。彼女はアパートの一室で、たった一人の出産を試みる。原監督はカメラを回し続ける・・・・

 

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rimokongetao.hatenablog.com

 

すごいです、これは。

原一男という人は割とフィルムに自分の感情を乗っけるタイプのドキュメンタリー監督ですが、この作品はもう100%彼の私情なので(笑)、全編に彼の感情がだだ漏れしてます(笑)

 

昔の恋人と今の恋人を同じフレームに入れてみる。

その時、監督原一男の中の「男」な部分が色濃くフィルムに出ています。

 

またこの作品の伝説の一つが、世界で初めてハメ撮りという手法を用いた作品である(らしい)、ということ。

 

今ではAVの超定番手法・ハメ撮り。

要するに監督自身が女優とSEXをするということですが、その原点がこんなところにあったとは!

 

rimokongetao.hatenablog.com

 

とはいえSEXシーンは一瞬ですし、欲情を誘うようなものでもないので、「ハメ撮りの元祖!」というのは若干違うような気がしないでもないですが(笑)

 

個人的にそこよりも度肝を抜かれたのが出産シーンですね。

女性の股から胎児がにゅるにゅると出てくる様を(ぼかしてはいるものの)たっぷりの尺を使って映し出す!!

しかも出産シーンが一個の映画の中で二回!!

 

   

 

 

こういう映像を見ると出産てほんと大変だなあと思いますね。

だってねえ、物理的にあんなところから人間一人ひねり出すって大変でしょう・・・。

 

というか原監督!

君の(元)恋人が苦しんで出産してるのに、もっと協力的にならんかい!

撮ってるだけかい!!

 

と、いざと言うときの男の頼りにならなさ、そして母の偉大さを感じた一本でした。

 

 

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