こんにちは!
今回は松崎有理作「架空論文投稿計画 あらゆる意味ででっちあげられた数章」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
蛸足大学の助教・ユーリー小松崎は、駆け出し作家の松崎有理と、学問の危機を救うため、嘘の論文のでっちあげ投稿を考えた。──。抱腹絶倒の架空論文を織りまぜた著者ならではのサイエンス・ユーモア・フィクション!
頭のよさそうな本ですね(笑)
基本的には、論文警察VS主人公コンビの架空論文でっち上げ抗争の物語パートと、彼らが書いた架空論文パートの二パートに別れ、それぞれが交互に描かれます。
科研費とかそういう、大学内で繰り広げられる(若干滑稽で、少々見苦しい)一般人からしたらよくわからないことに右往左往する教授・助教授たちの姿が哀愁を誘います。
そして何より見どころなのは、架空論文パート。
一見ちゃんとしたことが書いてあるようで、その実めちゃくちゃだったり、中身がなかったり。
まさに「サイエンス・ユーモア・フィクション」ですね!
知的でなかなか面白い本です!
スッと読めますしね(笑)