こんにちは!
今回は「Mr.都市伝説・関暁夫の都市伝説7 ゾルタクスゼイアンの卵たちへ」の感想です。
「シミュレーション仮説」、
「SDGs」など未来の話から、
「ギョベクリ・テぺ」、
「シュメール文明」など過去の話まで、
縦横無尽の大河都市伝説。
テレビでは絶対に言えなかった封印情報が満載!!
表紙VR動画対応。
波動を込めて作成したオリジナル特製ステッカー「宇宙パワーヒランヤ」付き!
気鋭の哲学者ニック・ボストロムが提唱する、この世はA.I.によってシュミレーションされているという「シミュレーション仮説」、国連が提唱する、持続可能な開発目標「SDGs」など未来の話から、歴史の常識を覆すオーパーツ遺跡「ギョベクリ・テぺ」、人類の誕生に関係したかもしれない謎の古代文明「シュメール文明」など過去の話まで、縦横無尽の大河都市伝説。
都市伝説の正しい楽しみ方は、「いやねーよ!(笑)」とツッコみながら、小馬鹿にしながら読むことです。
この本もそういうスタンスで読まなければいけません。
なんかもう、ヤバいです。
関暁夫、ヤバい方向にいっちゃってます。
完全に都市伝説サイドに取り込まれています。
エイリアンとか精神世界とか、マジで信じちゃってるんだろうなあ感がプンプンと漂ってきます。
最初の方、1・2の頃はまだ描いてる方も「半信半疑」で、「こんなオカルト話ありまっせ。まあ信じるかどうかはあなた次第ですけどね」という感じだったんですが、これはもう遥か高みから「愚かなあなたたちに、世界の秘密を知っている私がこっそり教えてあげましょう」というスタンス。
完全にノリが宗教にハマってる人のそれじゃないですか。
だから「ああ、そっち側に取り込まれちゃったんだなあ」と。
なんでしょうねえ、深みにはまると抜け出せないもんなんでしょうかね。
本人はそれを本当の「ヤバイ世界の裏側の真実」だと思いこんでるんでしょうけど、こういう都市伝説系の本すべてに共通する最大のツッコミポイントは「じゃあなんで出版できてるんだよ」という点で(笑)
その世界のすべてを裏から操る色んな秘密結社があるとして、その本がその秘密結社の重大な秘密を暴いてるんだったらさ、なんでそれが大手出版社でなんの規制も受けずに出版されて、全国の書店・コンビニに並んで読まれてるわけ?って話じゃないですか。
つまりこういう系統の本は「世界の隠された真実は〇〇〇なのです!」という記述を読者が読んでいる時点で、もう矛盾してるんです。
つまり、所詮はヨタ話なんです。
最初の方は、その「都市伝説なんて所詮」というスタンスがあって良かったんですが、最近のはもう、ついていけません(笑)
それを再確認した本でした。