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「子供向け」と「子供だまし」は違う 騎士竜戦隊リュウソウジャー 総評

こんにちは!

 

今回は今日(3/1)完結した「騎士竜戦隊リュウソウジャー」の総評です。

 

 

 

まずこの作品についての基本的なスタンスを示すと「つまんなかったなあ・・・」という一言ですね。

最初の数話と最後の数話はさすがに盛り上がりましたが、「終わりよければすべてよし」ではどうにもならないくらいそれ以外がダメ過ぎた。

実質40話中だるみのようなもんです(笑)

 

以下、各項目ごとに考えていきます。

 

・キャスト

キャストの皆さん、頑張っていましたね!

そこは素直に良かったと思います。

 

 

ひどい脚本にも関わらずモチベーションを維持し、ちゃんとヒーローを一年間演じてくれていたと思います!!

さすがプロ!!

 

ただカナロやバンバ、ういのようなもっとネタキャラに振り切っても良い人たちもいて、圧倒的に停滞したドラマを彼らの演技力で打開し、やがて展開すら変えてしまうような(某神みたいに笑)、そんな爆発力があったらもっと良かったなあ・・・。

 

 

 

 

・アクション

「めちゃくちゃ良かった!」というわけではないですが、かといって「いつもより質が落ちる」というわけでもなく。

スタンダードな戦隊アクションという感じでしょうかね。

ただ、強化されるのがレッドばっかりなのが不満でしたね(笑)

 

・ ロボ戦

 

 

今回、ロボ戦は正直あんまり印象に残らなかった気がします。

前作ルパパトでは最強合体「グットクルカイザーVSX」がごくまれにしか登場しませんでしたが、それには警察と怪盗が一致団結しないかぎり合体できないという、ドラマ上の必然性がありました。

 

 

対して今回はドラマ的な必然性も特に感じられないまま、なぜかファイブナイツに全然ならなかったり、強化形態は次の強化が登場したら全然登場しなくなったり、「適当だなあ」という印象でした。

 

 

 

   

 

 

・脚本

 

「感情」から書く脚本術

「感情」から書く脚本術

 

 

今までかいてきた不満点、すべての原因であり、騎士竜戦隊リュウソウジャーがつまらなかった一番の理由、というかすべての元凶・それが脚本です。

 

「盛り上がり」というものが著しく欠如した展開、「え?それあり?」という適当な流れ、そしてご都合主義の極みとしか言いようのない必然のかけらもない、行き当たりばったりな筋運び。

 

一応いっておきますが「子供向け」と「子供だまし」は違います。

全然違います。

 

 

「所詮子供向け番組だからこんなもんで良いだろう」、そんな意識で書いているとしか思えない。

 

もちろん脚本の山岡さんは特撮作品初めてですし、特撮作品ゆえにやらなければならないこと(パワーアップ、新ロボ、夏映画との連動等々)も多かったから戸惑ったことでしょう。

 

とはいえ、プロとして仕事を引き受けたんだから、「知らなかった」では済みません。

それに一年やっていて、ここまで進歩がないのは「怠慢」と言わざるを得ない。

 

騎士竜戦隊リュウソウジャー 変身銃 DXモサチェンジャー

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  • 発売日: 2019/06/22
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

戦隊シリーズを全部見ろとは言いませんが、「ルパパト(脚本・香村純子」(前作)「シンケンジャー(脚本・小林靖子)」(高い脚本完成度で評価されている)「キョウリュウジャー(脚本・三条陸)」(同じキョウリュウ戦隊で高い人気を誇った)くらいは見ておいて欲しかった。

 

特撮作品は一年やるので、監督は毎回変わります。

世界観や物語のモチベーションを維持するのに重要なのが通念で担当する脚本家さん。

 

それにアクションもロボ戦もキャストのモチベーションも、全て物語の良い悪いで左右されます。

 

どれだけかっこいいロボが出てこようと、どれだけ熱いアクションが繰り広げられようと、どれだけキャストが熱演しようと、そこに物語的な必然性や盛り上がりがなければ見ている方は何も感じません。

 

 

 

・まとめ

「面白い!」と感じる人もいるのでしょうが、自分は全然ダメでした。

面白くなかった。

次のキラメイジャーに期待します。