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マイフェアレディやりたかったのね 映画「舞子はレディ」 感想

こんにちは!

 

今回は映画「舞子はレディ」の感想です。

 

舞妓はレディ スタンダード・エディション(DVD1枚組)

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  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2015/03/18
  • メディア: DVD
 

 

監督・脚本:周防正行

 

あらすじはこんな感じ↓

 ファン待望! 周防正行監督最新作!
豪華キャストが歌って踊って、舞い上がる、“舞妓"エンターテインメント!


●周防流エンターテインメント最新作! 作品満足度、驚愕の“93.6%"! !
Shall we ダンス?』で日本映画界のみならず、世界から注目を集めたエンターテインメントの巨匠・周防正行監督が、『Shall we ダンス?』以来、18年ぶりとなる本格エンターテインメント作品に挑んだ。日本が誇る伝統文化のひとつである“舞妓"を題材に、そのあでやかな世界と裏側を、ユニークに、そしてハートフルに、ミュージカル・シーンを織り交ぜながら描く、“舞妓"を目指す少女の成長物語。華やかな花街で、豪華キャストが歌って踊って舞い上がる、傑作“舞妓エンターテインメント"に劇場来場者も大満足! 劇場アンケートの結果では、作品満足度93.6%と高評価を獲得!

●ニューヒロイン誕生! 並外れた歌唱力をもつ期待の新星・上白石萌音! !
本作の企画が立ち上がったのは、今からおよそ20年前。映画制作へ向けて取材を進めるものの、イメージに合う女優が見つからず、長らく温存されてきた。映画化を大きく動かしたのは、800人のオーディションの中から選ばれた、上白石萌音の存在だった。主演に抜擢され女優の道を歩み始めた上白石の姿は、ひとり京都に出向き、舞妓を目指す本作の主人公・春子の姿と重なる。監督をして「21世紀のオードリー・ヘップバーン」と言わしめた16歳の新星は、現代のシンデレラストーリーを体現する逸材!

●豪華オールスターキャストが集結!
上白石演じる主人公・春子を支え、舞妓として美しく成長させる言語学者役には長谷川博己。同じく春子を見守るお茶屋の女将に富司純子。また田畑智子高嶋政宏濱田岳岸部一徳妻夫木聡松井珠理奈(SKE48)、大原櫻子ら、周防作品初参加のフレッシュな面々や、草刈民代渡辺えり竹中直人小日向文世、中村久美など、おなじみ周防組のキャストの競演は見どころ満載!

 

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ミュージカル映画です。

周防監督がなぜミュージカル?と思っていましたが、最後の最後でその疑問は解消しました。

「ああ、マイフェアレディがやりたかったんだな、と」(笑)

 

いやまあタイトルからして「マイフェアレディ」が丸出しではあるんですが、なぜか最後の最後で「ああ、マイフェアレディね」と思ったんですよね、不思議と。

 

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一応説明すると映画「マイフェアレディ」とは

 

 アメリカ合衆国ミュージカル映画。監督はジョージ・キューカー、出演はオードリー・ヘプバーンとレックス・ハリソン。

 

ストーリー

言語学が専門のヒギンズ教授はひょんなことから、下町生まれの粗野で下品な言葉遣い(コックニー英語)の花売り娘イライザをレディに仕立て上げるかどうかをめぐってピカリング大佐と賭けをすることになる。 怠け者のドゥーリトルが殴り込んできたり前途多難。なかなかh音を出すことができないし、【ei】を【ai】といってしまうため、矯正のための詩「スペインの雨」(The Rain in Spain)がなかなか発音できない。どうにかできるようになって「踊り明かそう」を歌う。試しに淑女たちの社交場であるアスコット競馬場に行ってみる…。そんなイライザに富裕階級のフレディーは恋をしてしまい、「君住む街角で」ぶらつき歩く。「運が良けりゃ」と歌っていたドゥーリトルは皮肉にも金持ちになってしまう。 ヒギンズ教授は初めから義務感でつきあっていたものの、徐々に彼女のことが忘れられなくなっている自分に気づく。しかし、イライザは言葉と同時に自分というものを得ていく…。まだまだ階級社会の文化が色濃く残るイギリス社会を舞台に繰り広げられるロマンティック・コメディ。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3_(%E6%98%A0%E7%94%BB) 2020/1/10閲覧

 

 

 

 

あらすじを見比べると、もはやリメイクというレベルでこの二作が似通っている、というか「舞子はレディ」が「マイフェアレディ」に寄せて作ってあることがわかります。

 

まず階級社会のイギリスを、いまだ伝統が残る京都に置き換え、下町を東北に、社交界を芸の世界に、といった具合。

 

さらにキャラクター設定もけっこうモロで、主人公・上白石萌音は当然オードリーヘップバーン、言語学者・レックス・ハリソンを長谷川博己が演じ、彼が主人公を言語という手段で導いていくというところも同じ。

 

   

 

ここで心無い人は「パクリじゃん!」などとおっしゃるかもしれませんが、それは違います。

これは「オマージュ」、もしくは「換骨奪胎」というべきものです。

 

その絶妙なさじ加減を間違わず、しかも元ネタを知らない観客でも普通に楽しめるものにしあげる周防監督の演出力は流石です!!