こんにちは!
今回は飲食店完全バイブル マンガで学ぶクレームトラブル対策25ヶ条 の感想です。
ハウツー本なので、毎回上手くいきすぎだろ!とか、そんな物分かりのいい客ばっかりじゃねーぞ!とか、従業員みんな意識すぎじゃね?とか色々ツッコミどころはありますが、まあそこは許容範囲内でしょう。
あとキャラクターのデザインが、某バカとブスを東大に行かせようとする漫画にそっくりな気もしますが、このシリーズは何気にいっぱい出ているので、なんとな見逃されているのでしょう。
ただ、いくらなんでもそれはねーだろ!ってお話があったのでご紹介します。
それは11話の値上げのお話。
激安でビールを提供していた居酒屋にふらりと立ち寄った主人公。
そこでいくらなんでも安すぎですよ、このままだと赤字で潰れますよ?と頼まれてもいないのにアドバイス。
店主はそれではお客が怒るのでは?と心配するのですが、ここで主人公、値上げの理由を丁寧に説明した紙をトイレに貼り出せ、と指示。
ここまではまあ、良い。
ですが次から仰天の展開が待っています。
トイレに紙を貼り出すとお客から長文で怒りのメッセージが、その紙に書かれていた!
すると主人公、それに対する返信を書いてまた貼り出せ、との指示。
その紙を貼り出す、客からメッセージ書かれる、それへの返信を書いて貼り出す、またメッセージ書かれている、という流れを繰り返すと、最後には客からの応援メッセージが紙にいっぱい書かれて、めでたしめでたし!
いや、応援メッセージくらい直接言えや!!
注文の時とか会計の時とかチャンスはあるでしょうに。
てか、そもそも店からの説明があったとして、それにわざわざ返信書くか?
張り出してある紙に!
壁に貼ってある紙に立って書くって、相当書きずらくありません?
小なり大なりが終わってからじゃないとかけないし、わざわざそんな時間さくかなあ?
というか、メッセージ書くためにはその時間分トイレが占領されるわけで、その行為ってあんまり褒められたものじゃない気が。
描写的に男女共用のトイレっぽいですし、そうなるとその店に一個しかトイレはなさそうだし。
そもそも、そんだけ店に熱量ある客ならやっぱり直接言うと思いますけどね。
あと、トイレにペンってわざわざ持っていくかなあ?笑
ご意見があったらお書きください、みたいに店が誘導してるならまだしも、自然発生的にメッセージが書かれたって展開になってるのですごい不自然に感じるんですよね。
とまあ、色々と珍描写が面白い本でした。
あと、毎回最後に主人公の女性関係についてしょーもないオチがつくんですが、そこはマジで面白くないです。
おしまい!