こんにちは!
今回は、映画「鈴木先生」の感想です!
この作品は、武富健治さんの漫画が原作のドラマの、映画化です。
自分はもとになった漫画も、ドラマも見ていなくて、この映画だけ見たんですが、かなり楽しめましたね。
まあ、ドラマの細かいネタがわからないとか、キャラが覚えなかったりはしましたが、映画の本筋がしっかりとしていたので、あまり気になりませんでしたね。
映画は、大きく二つに分かれていて、選挙編と立てこもり事件編ですね。
選挙編では、「正しい・公平な選挙とは何か?」「選挙に全員参加させることが、果たして最善なのか?」という興味深いテーマについて、中学生という曇りなき視点と大人の視点の二つから描かれていたのが良かったですね。
ここでされた問題提起、「選挙に特にやる気がない人に投票を無理強いすると、タレントだとかそういう人気取りのうまい人が当選する可能性があがるのでは?」というのは面白かったですね。
恥ずかしながらそういう発想はなかったので、「なるほどなあ」と思いましたね。
立てこもり事件編では、「学校教育で良い子とされた子は、社会でうまくやれないのでは?」「学校教育は何の役に立つのか?」という問題提起がされました。
ここはあんまり深められた印象はないのですが、立てこもり犯役の風間俊介さんの演技が良かったですね。
やりマンの同級生が成功しているから、まじめな女子生徒をレイプして救済する、という意味不明な動機をもつ人物を、リアルに演じていました。
やさぐれ感がすごい(笑)
また、この作品の主人公である長谷川 博己さん演じる鈴木先生も良かったですね。
今までの学園ものの主人公のような、きれいごとだけを言う教師としてではなく、教師という職業を選んだ一人の人間として描かれているのが良かったですね。
ドラマ版も見てみたくなりました!