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 小説「ティガ・ダイナ&ウルトラマンガイア 超時空のアドベンチャー」(長谷川圭一作)  感想!

こんにちは!

 

今回は小説「ティガ・ダイナ&ウルトラマンガイア 超時空のアドベンチャー」の感想です。

 

感想を一言で言うと「大人のウルトラファンなら必ずにやりとできるマニアックな一作!」という感想ですね。

 

この作品は、 ウルトラマンガイアの映画「ティガ・ダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦」の続編で、20年後、少年たちが大人になった時代の物語です。

 本作ではウルトラ映画定番のマルチバース」システムがとられています。

 

そのため、映画ではできなかった、ティガ・ダイナの世界への介入や、ダイゴ・アスカ・我夢の共演など、映画のリベンジとでもいうべき内容となっています。

 

さらにネクサスやコスモス、メビウスの世界もチラッと登場します。

ちなみにネクサスの世界については、ネクサスの不人気を暗に、というかキャラに直接「子供には人気でないな」と言わせています(笑)

 

 

 

さて、基本となるのは我々のいる現実世界。

この世界では円谷プロダクション製作のウルトラシリーズが放送されており、怪獣やウルトラマンなどはもちろん想像の産物とされています。

 

ガイアで我夢役を演じた吉岡毅志さんも俳優として活躍されています。

そいてなんと! 彼はこの作品の中でとても重要な役割を果たします!

 

彼はこの作品の中ではウルトラマンであったことを少し煩わしく感じており、ウルトラシリーズをいまだ追いかけている大人の主人公に対し、「もう卒業した方がいいよ」とすら言い放ちます(笑)

 

そう!

この作品では大人の世界の厳しい現実が描かれており、夢と現実・特オタへのきつい視線(笑)・コネ・仕事・金など、(残念ながら)もう子供でもでもない僕らは「あるある・・・」となってしまうんですよね・・・。

 

しかし、この作品の後半ではそういう暗い気分を吹き飛ばす怒涛の展開が待っています!

 

ここは、ネタバレになるので(しちゃってる気もしますが笑)詳しくは書けませんが、一つ言えるのは、当時子供だった人なら絶対に興奮すること請け合い!ということ。

 

 


あふれる怪獣愛、ウルトラマンとは何か、そして俳優・吉岡さんをわざわざ登場させた意味とは?

すべてがつながる後半の展開は必読!

 

ティガ・ダイナ・ガイアの平成初期三部作が好きな方なら読んで損はない一作です!