こんにちは!
今回は、畠山理仁著「記者会見ゲリラ戦記」の感想です。
この本では、日本のマスメディアの既得権益と化してしまった「記者クラブ」問題と記者会見オープン化問題について描かれています。
両方に共通しているのは、大手メディア(新聞・テレビ)だけが国によって優遇され、フリーの記者には会見に出席する・取材する権利すら与えられていない、ということ。
その結果、大手メディアは金太郎飴のような同じ内容の質問しかせず、記事しか書けず、メディアとしての機能を果たせなくなる可能性がある、ということ。
とはいえ、各省によって違いがあり、外務省・総務省は比較的オープン化に前向きとのことなので、まだ希望が持てますね。
この本、堅苦しい内容に思えるかもしれませんが、結構読みやすく、また初心者にも分かりやすく書かれているので、そういった問題に関心がない人にもおすすめです!
最後に、オープン化に積極的な政治家・亀井静香さんのインタビューを紹介して終わりにしましょう。
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晋三よ! 国滅ぼしたもうことなかれ ~ 傘張り浪人決起する~
- 作者: 亀井静香,(発行)エディスタ
- 出版社/メーカー: メディア・パル
- 発売日: 2014/11/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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亀井さんご自身は、日本の政治における記者クラブの弊害はどんなところにあると感じますか?
自分で考える頭を持っていない。
簡単に言うと大本営発表。
あとポピュリズム 。
シンプルながら非常に分かりやすいですよね。
この本は2012年に出た本なので、今どうなっているかはわかりませんが、記者クラブがより良い方向に向かっていることを祈るばかりですね。