こんにちは!
今回は舞城王太郎作「ビッチ・マグネット」の感想です。
このお話は説明するのが難しいので、まずあらすじを引用しますね↓
すべてを分かち合う仲が良すぎ? な香緒里と友徳の姉弟。
夫の浮気と家出のせいで、沈み込みがちな母・由起子。
その張本人である父・和志は愛人・佐々木花とのんびり暮らしている。
葛藤や矛盾を抱えながらもバランスを保っていた彼らの世界を、友徳のガールフレンド・三輪あかりが揺さぶりはじめて――。あなた自身の「物語」っていったい何?
優しくて逞しい、ネオ青春×家族小説
これは、ビッチを引き寄せる体質の弟を持つ姉のお話です。
といってもハーレム系ウハウハ小説ではなく、またビッチというのも一般的な尻軽女のことでもなく(恋愛体質のちょっとイタい女性のことをビッチとこの作品では読んでいる)説明するのが難しい作品ですね。
ただまあ、簡単にまとめてみるとおそらく、「男性の女性観」と「男性の男性観」と「女性の男性観」と「女性の女性観」がぶつかり合う作品というか。
それぞれが互いにぶつかり合って、人々が衝突していくお話、というか。
とにかく三輪あかり!
こいつがすべての元凶なんです!
でもちょっと主人公はブラコン的なところもあり・・・。
共依存的というか。
うーん、なんというか本当に説明するのが難しい・・・。