脳内プラスチック化計劃 BYリモコン下駄夫

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映画が立体として浮かびあがってくる名著 町山浩治著「映画の見方がわかる本」 感想

こんにちは!

 

今回は町山浩治著「映画の見方がわかる本」の感想です。

 

映画のついて書かれた本で、ここまで興味深く、スリリングで、そして何より映画が見たくなる本は、本当に久々にかもしれない。

ここで紹介されている映画は「時計仕掛けのオレンジ」「2001年宇宙の旅」「タクシードライバー」「ロッキー」などの超有名作品ばかり。

 

 マイナー作品は一本もなく映画ファンを名乗るなら見ておかなければいけない作品というか「え?フレンチコネクション見てないの?あ、へー・・・。じゃああれですか?あなたのフェイバリット映画は君の名はですか?」みたいな感じで(笑)、この本で紹介されている映画を見てないと言おうもんなら「なんだにわか(ミーハー)映画ファンか」とバカにされてしまうような、ど定番ラインアップ。

(決して「君の名は」をバカにしているわけではありませんよ)

 

だからこそ語り尽くされている作品ともいえるわけですが、この本ではその名作たちの舞台裏・制作秘話、そして当時のアメリカ情勢・映画会社の状況を読み解きながら、その作品に込められたメッセージやなぜその映画が受け入れられたのか、がわかりやすく書かれている。

 

 

これが本当に「へー!そうだったのか!」と思わされるものばかりで。

例えば「猿の惑星」シリーズというのは白人と黒人の人種間戦争が背景にあるとか、「時計仕掛けのオレンジ」が犯罪者と自由意思の話だった、とかね。

 

特に「そんな話だったの!?」とびっくりしたのが「2001年宇宙の旅」ですね。

これ見たことあるかたならわかると思うんですが、まあさっぱりわからない(笑)

何が何だか意味不明で、「これが世界的名作と言われてなかったら絶対途中で見るのやめてるよ・・・」と何度思ったことか(笑)

しかしこの本を見ると、監督がやりたかったこと、わかりにくくなってしまった理由、そしてそもそもどういうストーリーだったのか(ストーリーすらよくわかんないんですこの映画)がよくわかります。

 

さらに続編があることもわかりました(笑)

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この本が素晴らしいのは(カッコイイ言い方をすると)「平面的だった映画が、立体として浮かび上がってくる感覚」を味わえるからなんです。

 

名作と呼ばれる作品を見ることは後年の僕たちにはできます。

しかしその映画がつくられ、公開され、観客に受け入れられたその時代の空気を体験することはできません。

 でもこの本を読むことでその時代の空気を追体験することはできます。

そうすることで、その映画の持っていた本当の面白さを知ることができるのです。

 

お勧めです!!!!!