こんにちは!
今回は映画「ジェミニマン」についてです。
不満点が少なくない映画でした。
今回はその不満点について書いていこうと思います。
「えー面白かったのに!」というかたはここまで読むのをやめた方がいいかもしれません!(笑)
まずテーマがね・・・。
この映画にはテーマが2つあると思います。
一つは、クローンは是か否か? というテーマ。
もう一つは最強の兵士とは何か?というテーマ。
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このわりとごりっとしたテーマ2つが共存し、しかも終盤でまとめて語られます。
まずクローンが是か否かについてはもちろん否です。
そしてもう一つ「最強の戦士」については「心がなく痛みも感じず、執着するものもないクローン兵こそが最強(=もっとも便利な兵士)」という回答が提示されます。
それぞれは正論なんです。
確かにそうなんです。
問題は一つ目の回答は主人公サイド、2つ目の回答は敵サイドからなされ、「じゃあ結局クローン兵はありなの?なしなの?」という物語の根幹に関わる疑問に回答が示されないこと。
もちろん映画ですので敵が負けます。
だから「やっぱりクローン兵は悪なんだ!」ということなのかもしれません。
でもそれにしては敵のいうことに説得力がある。
今回の映画の敵がクローン兵を作ったのは、「湾岸戦争で体験した仲間の死、家族を亡くして悲しみに暮れる人々、PTSDで苦しむ人々、そういった戦争被害者をなくすため」という、かなりきちんとした理由があります。
つまり、ここで敵がいってることってすごく正論なんです。
でもクローン技術が発展したらやばいのもまた事実。
その二つの事実が交わらないからすごくもやっとする。
またもやっとすることで言うと、「そもそもクローン人間てそういうことか?」問題もありますね(笑)
なんかこの映画では「DNAが同じなら同じように成長する」みたいなクローン観なんですが、それは違うんじゃないかなあ(笑)
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たしかに先天的な運動能力やセンスは共通しているかもしれませんが、どういう人間に成長するかは育たられ方とか体験のような後天的なものによると思うんですけど・・・。