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テンションの高さについていけない 映画「太陽」 感想

こんにちは!

 

今回は映画「太陽」の感想です。

監督・入江悠 

 

あらすじはこんな感じ↓

 21世紀初頭の日本。原因不明のウィルスの拡散によって世界の人口は激減し、
生き残った人類は、新人類「ノクス」と旧人類「キュリオ」の2つに分けられてしまった。
ウィルスの感染を克服し、心身ともに進化したが、それと引き換えに太陽の下では生きられない
新人類【ノクス(夜に生きる存在)】と、ノクスに管理され太陽の下で貧しく暮らす
旧人類【キュリオ(骨董的存在)】。

キュリオからノクスへの転換は可能だが、転換は医学的に20歳までの若者に限られていた。
ある日、とある寒村でノクスの駐在員がキュリオに惨殺される事件が発生。
村はノクスによる経済封鎖を受け、一層貧しくなり転換のチャンスも奪われてしまうのだった。

時は流れ10年後。村の若者・奥寺鉄彦(神木隆之介)は、村での生活に憤りを感じながら鬱屈した
日々を送っていた。一方、幼馴染の生田結(門脇麦)は自分と父を捨てノクスへと転換した母親と
ノクスそのものを憎みながら、それでも村の生活を良くしようと前向きに暮らしていた。

そこへノクスによる経済封鎖が10年ぶりに解かれるという一報が届く。
長年封鎖されていたゲートが空き、門衛として新たなノクスの駐在員・森繁富士太(古川雄輝)が
やって来る。鉄彦は、再開されたノクスへの転換手術の抽選に応募。森繁とも親しくなり、
やがてやって来る明るい未来を夢見ていたが、選ばれたのは、なんと結だった。

そんな中、10年前の事件を起こし逃亡していた鉄彦の叔父・克哉(村上淳)が村に戻ってくる。
相変わらず傍若無人に振る舞う克哉。
やがて村は不穏な空気に包まれ、事態は思わぬ方向に動き始める。

 

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「格差」がテーマの映画なんでしょう、おそらく。

支配する層は優秀だけど太陽の下では生きられない。

逆に被支配層は、太陽の下で生きられるが、貧しい。

 

 すごく示唆的な設定ですが、(少なくとも自分には)その「格差」というテーマをうまく扱いきれていない気がしましたね。

まずそもそものSF的ギミックであるキュリオ・ノクスのついて、映画だけを見てもいまいち把握できないし、もう少しビジュアルでわかりやすくやってほしかった。

 

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また一番気になったのが役者の演技のテンションの高さ。

元が演劇と言うのもあるのでしょうが「うわああああああああああああああああ」だの「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」だのをものすごいテンションと音量で言うので、ちょっと醒めてしまう。

   

「うるせーよ!!!!」って(笑)

というか、「そんな叫ぶ元気あんのか?お前」っていう(笑)

 

うーんなんていうんですかね、テンション高いところと低いところの落差がすごいというか、その配分ポイント がなんか変というか。

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あとは単純に予算が足りてない気が(笑)

 

イデアとか設定はすごく良いと思うのですが、こういう映画はハリウッドの大作映画として作った方が映えるんじゃないかあなあ、という気がしてしまいましたね。