こんにちは!
今回は「劇場版 ブラックジャック」の感想です。
監督・脚本: 出崎統
あらすじはこんな感じ↓
世界中で超人類ブームが起こっていた。従来の人間では考えられない集中力でパフォーマンスを発揮する彼らは、アトランタオリンピックや芸術の分野で次々に驚異的な活躍を見せる。ところが、実は彼らはある共通の病気に冒されていた。
超人類と呼ばれる人達の入院管理をしているブレーン製薬のジョー・キャロル・ブレーンから、彼らの体に巣喰う病原菌の原因究明と手術を依頼されたブラック・ジャックは、その病原菌が脳下垂体の中に入り込んで、大量のエンドルフィンを分泌させていることを発見する。しかし、そもそも病原菌を彼らに移植して人体実験を行っていたのがジョーの仕業であることを、戦う医師団“M・S・J"のメンバーによって知らされたブラック・ジャックは、その非人道的なジョーのやり方に腹を立て、研究を降りようとした。ところが、ジョーはピノコを人質に取った上に、ブラック・ジャックの体内にその病原菌を植えつけてしまった。
研究を続行しなければ、ピノコと自らの命も危険に晒されてしまうことになる。ブラック・ジャックはジョーがその菌を発見したという砂漠に赴いて、それがフルジウムという花の花粉であることを突き止める。一方、ジョーは行き過ぎた研究を非難されて、ブレーン製薬の会長の刺客によって射殺された。ブラック・ジャックも体に入り込んだ病原菌に次第に蝕まれていく。だが、彼は長い間砂漠に住んでいる砂漠の民によって命を救われた。彼らは、その花粉の抗体の存在を知っていたのである。
抗体を手に入れたブラック・ジャックは、瀕死の状態の超人類達を救うと、ピノコとふたりで再び闇の医療の世界へと戻っていった。
ブラックジャックって何度もアニメ化されていますよね。
自分も子供の頃、「三つ目がとおる」のキャラが(準?)レギュラーで出ていたシリーズを見ていた覚えがあります。
今回はそのブラックジャックの劇場版作品。
手塚作品らしく「アトム」や「リボンの騎士」がカメオ出演していますが、基本は超シリアスなお話です。
超人類という行き過ぎた科学文明に警鐘を鳴らしている感じがすごく手塚作品ぽいなあと思いましたが、監督・脚本が出崎さんなのでちょっとびっくりしましたね。
またアメコミっぽい、カラッとした絵柄がクールで良いですね。
丸っこい手塚先生の絵柄とは印象がかなり変わります(どちらが優れているというわけでもありませんが)。
少しネタバレになりますが中盤、実はブラックジャックも超人類だった(感染していた)という展開は驚きましたね。
てっきり彼の異常なほどの医術はすべて超人類のパワーだった、という話なのかと興奮しました!!!
まあ早とちりだったんですけどね(笑)
こちらで期間限定で見れますのでお早めに!!