こんにちは!
今回は小説集「そういうものだろ、仕事ってのは」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
重松清、石田衣良、津村記久子、大崎善生、盛田隆二、野中柊という6人の人気作家が日経Web刊で「働く」をキーワードに競作した短編小説の豪華アンソロジー!――働くことは、生きること。世界とつながること。
仕事がテーマということですが、業種も特に指定されておらず、学生時代を経た人間にはやる・やらないにかかわらず仕事と言うのは絶対的に避けられないテーマなので、内容はかなり自由。
そういう意味では、ただの短編アンソロジー集と捉えてもいいかもしれません。
以下、簡単に各短編の感想を。
「ホームにて、蕎麦。」
重松清、さすがのワーカーホリックぶり。
こういう小品も手堅くこなしますね(笑)
「ハートオブゴールド」 石田衣良
石田衣良、相変わらずの相変わらずなさというか、この人の話は結局いつも同じです、良くも悪くも(笑)
「あの日、この日、そして」 野中柊
内容と言うよりは、文体がかなり好きでした。
この人の本は他にも読みたくなりましたね。
モラトリアムこじらせ人間のお話。
身につまされます(笑)
「きみがつらいのは、まだあきらめていないから」 盛田隆二
結末が安易なハッピーエンドじゃないところがGOOD!
男のしょーもなさがよく出ていると思います(笑)
「職場の作法」 津村喜久子
いますよねえ、自分のルールを他人にまで強要する嫌味なババア。
死ねばいいのに(笑)