こんにちは!
まあ要するに、戦隊VSシリーズの劇場版です。
なんですが、これが色々気になるんですよねえ。
ということで、気になるポイント&そこからちょっと深読みしてみたいと思います!
気になるポイント① 「急きょ決まりました!」感
この映画の情報解禁がされたのが去年の年末「令和ザファーストジェネレーション」の公開日。
だから情報解禁されてから公開まで、たった1ヶ月弱しかないんですよ。
ライダー・戦隊映画は割と情報解禁から公開まで間がないことは確かに多いですが、それにしても短すぎないか?と。
それに2020年の東映映画公開スケジュールにこの映画、当初ラインナップされてなかった(はず)なんですよね。
夏の劇場版や冬の令和ファーストジェネレーションズまでラインアップされているのに、一番最初のこれがラインナップされてないってこと、あるかなあ?
また、公式サイトがえらい簡素なんですよ(笑)
これ、本当に「急きょつくりました!」感がすごいんですよね。
気になるポイント② 例年との違い
「ジュウオウVSニンニン」以降、スーパー戦隊VSシリーズは「Vシネクスト」として製作されてきました。
これはVシネマとして発売し、その前にイベント上映として短期間だけ劇場上映するという形式。
ルパパトが大人気を博しているタイミングでも「Vシネクスト枠」だったのに、あまり子供にも大人からも高評価が聞こえてこないリュウソウジャーのタイミングで、劇場公開するかね?
気になるポイント③ キラメイジャー同時上映
今までの劇場版「VSシリーズ」では、新戦隊が顔見世としてちょこっとだけ出てくるのが恒例でした。
しかし今回は、キラメイジャーの始まりとなる物語を一本として独立させて同時上映。
これが一番違和感ですねえ。
個人的な読みとしては、「ルパパトは見てたけど、リュウソウジャーは見てない人をターゲットにした作戦」ではないかと。
つまり、ルパパトの評判を聞いて見初めてファンになったけど、リュウソウジャーがひどいから見るのやめた人に対して、キラメイジャーを見せて「ほら!リュウソウジャーはだめだったけど、キラメイジャーは面白そうでしょ?見てね!」とアピールしたいんじゃないかな、と。
まるで「キラメイジャーは絶対成功させなきゃヤバい!」という製作陣の悲壮感を感じます。
さて、以上から導かれる結論は・・・
深読み
「スーパー戦隊MOVIEパーティー」はマジで最近成績がヤバいスーパー戦隊を復活させるために急きょ決まった決死の一手
なのではないかと。
ルパパトはギャラクシー賞を獲得し、「歴代最高の戦隊」と呼ぶ人も少なくない、近年でも突出して作品としての評価の高い作品で、熱心な大人のファンも多い。
しかし、玩具は売れなかった。
その後釜であるリュウソウジャーは、「恐竜と騎士」という子供が大好きなモチーフを使い、話も子供向けにシフトして作ったものの、あまりいい評判は聞こえてこない。
その前のキュウレンも、ジュウオウも、ニンニンも・・・。
というか、最近作品としての評価が高く、同時におもちゃも売れたのって「キョウリュウジャー」くらいで、そこから割とスーパー戦隊の成績が低迷してる、という噂が聞こえきます。
シリーズ存続も危ぶまれている、という噂も・・・。
東映&BANDAIとしては「リュウソウジャーは少なくともおもちゃは売れるだろう」ともくろんでいたが、それもかなわず・・・。
そこで、「このままではマジでヤバいぞ!この危機を脱せねば!」という危機に対する応急処置としてこの映画があるんじゃないかな、と。
作品として人気のたかいルパパトならある程度の観客が見込める。
そこでキラメイジャーを周知することで、なんとかキラ
メイジャーを成功させようとしている、のではないか、と。
そもそもキラメイジャーという存在を知ってもらって、見てもらわないと何も始まりませんからね。
まあ、あくまでただの妄想ですけどね(笑)
ただ一番最初の劇場版VSシリーズである「ゴーオンVSゲキ」も急きょ公開が決まったんですよねえ・・・。
まああちらは製作が間に合わない映画の穴埋めでしたが(笑)