こんにちは!
今回は木俣冬著「ケイゾク、SPEC,カイドク」の感想です。
【シリーズ公式副読本】
『SPEC』と『ケイゾク』全28話に隠された秘密や、制作の舞台裏を徹底解読(カイドク)!
15年にわたりシリーズを追いかけてきた著者の集大成
あなたの知らない『SPEC』と『ケイゾク』がここにある
●『SPEC』『ケイゾク』全話レビュー
劇中に詰め込まれた大量の情報を著者独自の視点で読み解く
●植田博樹プロデューサー 2.5万字ロングインタビュー
シリーズの生みの親による『ケイゾク/SPEC』論とテレビドラマ論
●ドキュメント:ケイゾク/SPEC
堤監督&植田Pによる14年にわたるドラマ制作の舞台裏
●関係者インタビューを多数収録
中塚翠涛(書道)/酒井隆史(空撮)/納富貴久男(ガンエフェクト)/了春刀(漫画)/こう(KOKOSAC)(イラスト)
●劇中で当麻が書いた全ての習字を完全掲載
中塚翠涛が手がけた全作品を収録
●堤幸彦監督 11個の質問
著者が堤監督へ問う「ケイゾク」「SPEC」の真相とは…
新シリーズにしてSPEC完結編である「SICKS」が製作される前に書かれた本ですね。
なので、これで最後とばかりにけっこう色々なことを暴露しています(笑)
今回はその中から「お!」とおもった部分を引用していきたいと思います。
・「天」、最大の謎
「天」における津田助広の死は、最大の謎の一つだ
45ページ
震災を受け、多かれ少なかれ内容が変更された劇場版「天」。
それにしたってこの津田助広のアホすぎる死はずっと謎ですね。
・映画は夢落ち?
(ケイゾクの)連ドラ以降は、それこそパラレルワールドかもしれない。
102ページ
「ケイゾク Beautiful Dreamer」も結局よくわからない(笑)
あれは何だったのか・・・(笑)
・「朝倉」と「セカイ」
セカイと朝倉は、考え方としては同じタイプだ。
(中略)
違うのはやり方で、セカイはそれらを消してしまい、朝倉は自分の中に取り込んでしまう。
124ページ
別のインタビューでは、「朝倉」に比べたら、「セカイ」はまだまだ小物、ということらしいです。
製作者の中では、「朝倉」はかなり大きい存在になっているようですね・・・。
ただの快楽殺人者が出世したもんです(笑)
・「ATARU」と「SPEC」
「結」に「ATARU」のマドカが出てきますが、あれはなんですか?
(中略)
植田 単純に遊びだと思いますよ。カメオ出演。
216ページ
劇場で見た時はぶっ飛びましたね。
「ええ?なんで!?」っていう(笑)
当時は無駄に考察しちゃいましたが、特に意味はなかった、と(笑)
・セカイの能力
「シュレディンガーの猫」や「観測者効果」の理屈で、対象を手で隠すことで一旦量子化する。
存在するかしないかをあいまいにしておいて、セカイが「ない」と観測すれば、その存在はなくなる
(中略)
潤が持つ創造力は、その反対で「ある」と思うと存在する、ということになる
265ページ
「SPEC」一話で出てきた 「シュレディンガーの猫」。
そこが最後に繋がる、と考えると納得できます、ね・・・?
掘っても掘ってもまだまだ深い「SPEC」の世界。
まだまだ楽しめそうですね!!