こんにちは!
今回ははらだみずき作「あの人が同窓会に来ない理由」 の感想です。
あらすじ↓
中学校の同窓会の幹事をするはめになった宏樹だったが、参加者は一向に集まらない。出席率を上げるため、宏樹はかつての仲間たちの消息を尋ねる。クラスの人気者、優秀な委員長、落ちこぼれ、そして、ずっと会いたかったあの人……。だが、それぞれが思い出したくない過去や知られたくない現状を抱えていた。切なくてほろ苦い大人のための青春小説。
https://www.amazon.co.jp/dp/4344427718?tag=hatena-22&linkCode=osi&th=1&psc=1 2022/8/3閲覧
同窓会が描きだす、学生時代の思い出。
同窓会に来た人たちのドラマではなく、来なかった人たちのドラマというのがなかなか斬新だな、と思いましたね。
学生時代、主人公が知らなかった過去に一体何が起きたのか?
主人公チーム三人、学生時代ではどちらかというとイケてなかった彼ら(彼女ら)が知らなかった過去の事実が明らかになる。
学生時代に限らず、集団生活で自分自身が知れる範囲の事実なんてほんの一部ですからね。
そういった事実が積み重なって色々なことが芋づる式にわかっていく。
そして終盤の小規模な奇跡。
ミステリーでもあり、青春小説でもあり、なかなかいい読後感の作品でしたね。
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