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宮西真冬作「首の鎖」 感想

こんにちは!

 

今回は宮西真冬作「首の鎖」 の感想です。

 

 

あらすじ↓

ある夕方、保育園から榎本千夏子に一本の電話が入った。

「夏紀ちゃんがいなくなりました」

なんと、千夏子の子が保育園から消えたという。

不安を募らせる千夏子のもとに、二本目の電話が。
その電話は<彼女>からのものだった――。

4人の女性が抱える「女」としてのジレンマを鮮烈に描き切った究極のサスペンス!

 

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地獄です。

この宮西真冬という作家は一貫して地獄を描き続けています。

現実に起きうる、リアルな地獄。

 

こういう作品でもメフィスト賞が取れるんですねえ。

もっとエンタメしているというか、振り切った作品じゃないとだめなのかと思っていましたが。

 

   

 

さて、今作の地獄の原因となるのは「子供」です。

子供を産んでも愛せない母親。

セックスレスに悩む女性。

夫の実家との関係に悩む母親。

子供を欲しいと思えない保育児。

 

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全員がこの、まだまだ男女格差や家制度などの窮屈な状況が残っている社会で、女性=産む性、としての選択、産め!という家族や社会からのプレッシャーに苦しむ。

そして産んだら産んだで、子供の面倒を見ろ、愛せ!と当然のように思想を押し付けられる。

追いつめられていく。

 

その姿がもう、読んでいて非常に辛い。

基本ずっと辛いです、この小説。

 

ただ最後、どどどどどっとすべてが雪崩のように解決していきます。

正直ここは「そんなうまいことあるか?」とも思うんですが、あんな地獄のまま終わられるよりは全然良いですね(笑)

 

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