こんにちは！
今回は小嶋勝利著「もはや老人はいらない！ 長生きが喜ばれない介護社会の大問題」の感想です。
いやー、めちゃくちゃ面白い本でした。
著者は介護業界で実際に働き、今は老人ホームのコンサルタント会社を運営している人とのことなのですが、そういう内情を充分知ってる人だけあって、書いてあることのリアリティがすごい！
また世間一般に流布している、介護業界に対する常識がぶっ飛ばされるのも気持ちいい！
例えば、介護業界は賃金が安いという定説には、実は数字上のカラクリがある。
あるいは世間一般で良い介護職員とされている人が、実はそうでもないんじゃないか？とも考えられる。
また、著者はこれから、介護施設の大倒産時代がやってくる、と予測していますがそれはなぜなのか。
それに付随して、なぜ介護施設は儲からないのか。
そういったことがきちんと論理立てて、わかりやすく書かれているのですごく納得できるんですよね。
だからこそ、ああ、今まで自分は世間一般の常識を何も考えることなく、安易に信じてしまっていたんだな、と反省もさせられる。
非常に面白い本でしたので、おススメです！！
