脳内プラスチック化計劃 BYリモコン下駄夫

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全てが中途半端! ウルトラマンR/B 感想

こんにちは!

 

ウルトラマンだったらネクサスが好きな下駄夫です。

 

今回は、「ウルトラマンR/B」を全話見た感想です。

 

 

ウルトラマンR/B Blu-ray BOX II

ウルトラマンR/B Blu-ray BOX II

 

 

結論から言うと、ダメでしたね。すごく中途半端。

 

ウルトラマンシリーズというものの良さが全然出ていません。

 どこがダメだったのか、考えてみたいと思います。

 

1.ウルトラマンが二人いる意味がない

史上初めて、初期からウルトラマンが二人いて、彼らがタッグを組んで戦うという作品だったわけですが、その特色をあまり生かせてませんでしたね。

例えば、兄弟それぞれの個性を生かして戦う回もあったわけですが、その発見を全部戦場でやるので、すごいモタモタしますし、ウルトラマンが弱そうなんですよ。

 

また、彼らが常に二人で戦うのも疑問でした。

「二人がかりじゃないと倒せないの?」と思ってしまい、これも弱そうに見えてしまいました。

それに、せっかく二人ウルトラマンがいるんだから、二地点に別々に怪獣が現れてそれぞれ応戦するとか、交代で変身して戦うとか、一人はウルトラマンになり、もう一人は人間状態で事件を解決するとか、そういう絵的な工夫をしてほしかった

戦闘が毎回ワンパターンでしたね。

 

ついでにいうと、フォームチェンジがあまり見た目が変わらなく地味なのもちょっと・・・。

 

2.敵がダメ

今回の怪獣は、アイゼンマコトやツルちゃんが召喚するものだったため人格がなく、そこがもの足りなかったですね。

怪獣に個性がないんです。

 

ウルトラマンはやっぱり怪獣が主役みたいな側面があるので、そこを考えてほしかった。

その代わりにアイゼンマコトやツルちゃんなどの、ボス的なキャラがいるわけですが、これもねえ・・・。

アイゼンマコトは確かに笑えましたが、敵が変におふざけなのって、ドラマのシリアスさを損なう気がして。

ルーブはコメディなのでそれでもいいという判断かもしれませんが、現実に怪獣が被害を与えている以上、ちょっとどうかなあ、と。

 

また、ツルちゃんは動機がすごく個人的で、「え!それだけの理由?」となってしまいました。

 

敵がどっちらけな感じになってしまった結果、作品が締まりのないものになってしまった印象です。

 

3.社会が見えてこない

ウルトラシリーズというのは、現実世界に怪獣が現れたらどうする?というシュミレーション的な側面のあるシリーズです。

そのため、当時の社会の世相を映し出したり、時には皮肉を効かせたりすることもありましたし、そこが魅力となってこどものみならず、大人にも人気だったわけです。

だからこそ、シリーズが半世紀も続いてきたんですよ。

 

でも、このルーブにはそういった深みがありません。

リアリティというものがないため、現代社会を反映するなんてことはできませんし、そもそも市井の人・普通の人がほとんど出てこないため、突如現れたウルトラマンに対して市民がどう思っているのかもわかりません。

 

また、怪獣が現れたという異常事態において、軍隊や国連が一切関与せず、一民間企業と民間人にまかせっきりっていうのもどうなんでしょう。

 

要するにルーブの作品世界というのは、作り込みが浅く、大人が見ればツッコミ所満載リアリティがありません。

 

ファンタジーの方向性に全振りするならそれでもいいんですが、その場合、ウルトラマンじゃなくてよくない?ということになってしまいます。

 

完全子供向けなのか、大人にも見てほしいのか。

その点が中途半端なため、作品全体が曖昧で、作品内での社会を通して現実世界を映し出すといったことは期待できません。

 

だからこそ社会が描けていないという評価をせざるを得ません。

 

4.家族にフォーカスするのはいいけど・・・

本作の重要なテーマは「家族愛」。

主要登場人物は湊家のひとか、その周辺人物がほとんど。

だから、本作では家族の交流が多く描かれます。

その姿を通して「家族の大切さ・尊さ」などを描きたかったんだと思います。

そしてそれはある程度は成功していると言っていいでしょう。

湊家の絆の深さには感動しましたしね。

 

しかし、ここにもやはり問題が。

なぜ家族の内側ばかりにフォーカスするのか。

家族がいつの時代においても重要だったのは、辛い現実・厳しい社会の中で、家族だけが無条件で安心できるコミュニティだったからでしょう。

さらに現代においては、社会の基本的なルールは等価交換。

そんな中で、家族だけは無条件に自分を肯定し、無償の愛をくれる存在。

だからこそ、現代においては家族が重要になってるわけです。

 

ルーブ製作陣もそこは分かっていたんだと思います。

だから家族に着目したんでしょう。

 

でもね、だったらなおの事、3でも書いたようにきちんと社会を描かないとダメでしょう

 

社会と対比してこそ、家族のすばらしさというものが浮き彫りになるのでは?

 

だけれども本作は、すごく閉じた世界なんです。

湊家とその周辺人物で世界が完結しているため、彼らの戦いがただの内輪モメに見えるんです。

 

終わりに

ウルトラマンR/Bという作品は、賛否両論の作品だったと思います。

自分は全然ダメでしたが、好きな人は好きな世界観なんじゃないでしょうか。

自分が割とはっきりした作品が好きなので、こういう中途半端な作品はちょっと・・・でしたね。

 

コメディでばかばかしいウルトラマンでも別にいいんですよ。

ウルトラマンネオスだってありますしね。

 

でもそういう方向性で行くなら、もっと切り捨てるところははっきり切り捨ててほしかった。

それこそアイゼンマコトを作品を通しての敵にして、それぞれのヒーロー論をぶつけあいながら、毎度おなじみの戦いを繰り広げる、不思議コメディみたいなものにしても良かったと思うんですけどね。

 

皆さんはどう思いますか?