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映画「シン・ウルトラマン」 ウルトラ的視点からの感想

こんにちは!
 
今回は映画「シン・ウルトラマン」のお話です。
映画「シン・ウルトラマンは違うことなきウルトラマンの映画でした。
ある意味初代ウルトラマンファンによる初代ウルトラマンファンのための作品である、と言っても過言ではないかもしれないですよね。
 
自分はもちろん初代ウルトラマンは全話見ていますし、他のテレビシリーズや映画もだいたいは見ているくらいのウルトラ好きです。
そのウルトラ的視点から本作を見ていきたいと思います。
ウルトラマンのイメージ
 
ウルトラマンは誕生してから半世紀を越える歴史的キャラクターです。
その間に多くの皇族作品が作られ、イメージも変遷してきました。
 
   
 
その中で本作のウルトラマンのイメージは、一番初期の頃にあった、高貴なもの、崇高なもの、高度な知性体、簡単に言えば神、神秘的なイメージが強く出ていると感じましたね。
 
ある種高度であるが故にとっつきにくさというか、空虚さすら感じさせる神聖さがすごく好きでした。
 
・怪獣、宇宙人
 
今回の怪獣(あえてこう書きます)は、より生物としての側面が強調されていたイメージでしたね。
キャラクターではなく、あくまで生き物、獣である、という。
 
それに対してザラブやメフィラスは知性のある宇宙人、上位存在としての怖さ、狡猾さが押し出されている印象。
その怪人体も別に強くは見えなそうというか、パワーでおしきる感じには見えないですよね。
そういう怪獣と宇宙人で書き分けがされているのが良かったと思います。
ただもう一体くらい、普通の怪獣タイプとの戦闘が見たかった感はありますね。
ゼットンなんてほぼ戦ってないし。
あと、にせウルトラマンはもう少し見分けがつく感じの方がよかったなあ
 
◦理論付けが良い!
今回カラータイマーがなくなり、代わりに体表の色で危険度がわかる、というのは良いアイデアだと思いましたね。
まあ、それ自分じゃ見えないから意味ないんじゃね?というツッコミは野暮ということで笑
 
そしてベーターカプセル。
カッコいいですねえ。
さらにウルトラマンの名前(本名?)がちゃんとあったのも良かった。
 
このウルトラマンは種族全体の名前のはずなのに、初代ウルトラマンはなんで個別名がないのか問題に決着がついたのは良かったと思います。
全体的に、今の目で見ると、あるいは後続の作品群との兼ね合いで?となる部分にきちんと理論付けされているのがすごく良かった。
オタクは細かいところ気になりますから笑
きちんとアップデートされていて感動しましたね。
 
ゾフィー問題
今回のラストでゾフィーがあっさり人類を滅亡させることを決定します。
ここもまた賛否両論ありそうですが、自分は違和感なかったですね。
例えばニュージェネでこれをやったら、おいおい、となるかもしれません。
しかし前述したようにそもそもウルトラマンとは神に近い存在。
ましてゾフィーは(今作では)ヒーローではない。
だとするなら、光の国(これまた人類と深く関わる前の)の常識に乗っ取れば真っ当な判断ではないか、と。
そう考えると自分はやはりすっと受け入れられましたね、
 
ウルトラマンファンとしての感想は以上です!
やっぱり初代ウルトラマンのモヤモヤする部分に理論付けしてくれるところはすごく良かったなあと思いますね。
 
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