こんにちは!
今回は、シモダテツヤ著「日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術」という本の感想です。

日本一「ふざけた」会社の - ギリギリセーフな仕事術 (中公新書ラクレ 518)
- 作者: シモダテツヤ
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2015/02/09
- メディア: 新書
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シモダテツヤさんとは、面白いことしかしないことを標榜するプロモーション会社「バーグ・ハンバーグ・バーグ」の社長で、この本ではその会社の設立秘話や、仕事の仕方、企画の仕方などが語られています。
ちょいちょい入る小ボケがうっとうしいことを除けば(笑)、非常に面白い本でした!
この会社は「ヤンキーにシメられながら夢の対談」「インド人完全無視カレー」「週刊スマホを組み立てる」などなど、ふざけているとしか思えない(というかふざけている笑)企画ばかりを行っている会社ですが、そういった企画は思いつきではなく、きちんとしたロジックや計算のもとに成り立っていることが分かります。
同時に仮に思いつきだったとしても、それを実現する・プレゼンを通すためのノウハウも語られています。
この本を読むと、シモダさんと言う人は、とても頭のいい人なんだなと分かります。
おふざけだとしても、それをビジネスにし、成功するためには戦略が必要。
彼にはそれがあったんだな、と。
客観性・論理性・戦略性、それらをまとめたセルフプロデュース能力とでもいうのでしょうか、そういったものが、ふざけた文章の中から確かに感じられます。
例えば、会社を立ち上げて最初の仕事は、「(自分たちの方針から外れる)仕事を断ること」であるという部分や、
うちみたいな振り切れた企画こそが意味をなす会社の場合、「全員が賛成するようなもの」なんてクソほどの価値もありません。
むしろ誰か一人のエゴ丸出しのアイデアこそが新鮮で、意味のあるものとなるのです。
日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術 シモダテツヤ著 p88 中公新書ラクレ
この部分などから感じられますね。
常識の枠をぶち破りたい方には必読の本です!(笑)
この本には「へえ」「確かに!」と思う部分がまだまだあるのですが、長くなってしまうので、その部分は別の記事で。