こんにちは!
以前こんな記事を書きました↓
今回はこの本の中の言葉のご紹介です。
僕は志ん生がなくなるのに間に合わなくて、生の口座に触れられなかった。
不謹慎な言い方かもしれませんが、今死にそうな人を片っ端から観ないといけないと考えました。(中略)
生きてるうちに生で観なきゃいけないんだという使命感のようなものがありました。
絶滅危惧職、講談師を生きる 神田松之丞・松江松愛著 p44 新潮社
これは、まだ入門する前、一観客だった神田松之丞さんの言葉ですね。
落語や講談などの話芸は、芸歴を重ねれば重ねるほどうまくなっていくものと言われていますよね。
だから、名人と呼ばれている人には高齢な方が多い。
そして、高齢であるということは、いつ死んでもおかしくないということ。
まあ当たり前というか、少し考えれば分かりそうなことではありますが(笑)、まだ20そこそこで、そこまで考えて演芸というものに取り組んでいたという、その熱意がすごいな、と。
また、彼の本を読んでいると、彼はすごく勉強家というか、全てを網羅したい人なのかなあ、という印象を受けますね。
体験できるものは全部体験してやろう!という貪欲さ、ともいえるかもしれません。
そんな勉強家で貪欲な彼だから、今の人気があるんだろうな、と。
自分も寄席で名人の落語聞きたいなあ。
今一番死にそうな名人ってだれですか?(笑)
詳しい方教えて下さい!