こんにちは!
今回は映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」の感想です。
監督・八木 毅 脚本・長谷川圭一
出演者・ 長野博 /つるの剛士 /吉岡毅志 /五十嵐隼士/ 黒部進 /森次晃嗣 /団時朗 /高峰圭二など
すごく不思議な感覚になる映画でしたね。
「ウルトラマン」がフィクションの世界で、光の国の世界のウルトラマン(ハヤタ・モロボシダン・ゴウ・北斗・ミライ)と、ダイゴ・アスカ・我夢のキャラたちが同じ世界(の横浜笑)で生活し、友人やご近所さんとして仲良く生活している。
ウルトラマンだけでなく、フルハシ・レナ隊員や藤宮などのレジェンドが数多く登場し、ウルトラファンであればあるほど「おお!あの人も!この人も!」となると同時に、「不思議な映像だなあ」という気分になるかと(笑)
でも、そういう旧作をリスペクトする姿勢はすごく良かったですね。
武田薬品の提供映像から始まる、ウルトラマンの当時の映像、石坂浩次さんのナレーション、アキコやアンヌなどのヒロイン大集合などなど昭和からのファンは感涙ものではないでしょうか?
また小ネタもいっぱいありましたね(笑)
未来の天然ぶり、「ジャック?新マン?帰りマン?」、アンバランスゾーンなどなど。
たぶん、半分も確認できていないと思います(笑)
ただいくつか不満もあります。
・ここいる?というシーンがちょっと多かったかな・・・。
例えば、横浜内をめぐる所とか、ハワイアンダンスを昭和勢が踊る所とか(笑)
とくにハワイシーンは長すぎでしょう(笑)
カルチャーセンター感が(笑)
・戦闘シーンが最後に集中しすぎかなあ
子供は退屈するでしょう。
物語の展開上、しょうがないとは思いますけど、もう少しメリハリのついた演出が良かったかなあ。
まあ、この映画は大人ファンに向けた映画、ってことなんですかね。
・待ちが長いですね。
本作の主役・ダイゴやレジエンドウルトラマンたちが覚醒するまでをじっくりと描くのはいいんですが、ちょっとその時間が長いかなあ。
見てる側からすると、ウルトラマンになることは分かってるわけで。
だから、そこは別にサスペンスにならないと思うんですけどねえ。
そんな不満点はありつつ、物語は非常に良かったと思います。
パラレルワールドものとしてはわりと定番のお話ではありますが、この映画の世界では夢をあきらめた平成チームが、それに向き合うことで変身能力を取り戻す、というのはアツかった!
それぞれの新撮の変身シーンもかっこよかったですし、終盤のアクションもキレキレで良かった!
結果として非常に満足度の高い一本でした!