特撮は大人の嗜みです。

特撮やアニメなどの子供向け作品は大人が見てこそ面白い!  総アクセス80万突破しました!

疑問は残るが気軽に見れる快作! 「スパイダーマン ファーフロムホーム」 感想!

こんにちは!

 

今回は「スパイダーマン ファーフロムホーム」の感想です。

 監督 ジョン・ワッツ 脚本 クリス・マッケナ  エリック・ソマーズ 出演者 トム・ホランド サミュエル・L・ジャクソン ゼンデイヤ コビー・スマルダーズ ジョン・ファヴロー

 

・一言で言うと

すごく万人受けする作品だと思いますね。

MCU作品って案外クセがつよい作品が多いんですが、このスパイダーマンシリーズはすごく見やすいです。

 

 

・ビジュアル

今回はアメリカを離れ、ヨーロッパが舞台となるのですが、「夏休みの旅行」というモチーフもあって、非常に絵面が豪華できれい!

 

観光映画としてもいい線行ってます。

 

さらにスパイダーマンやミステリオなどの衣装はいつものMCUと言う感じで、すごくスタイリングでカッコよかった!

【POP! 】『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ミステリオ

【POP! 】『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ミステリオ

 

 ドローンによる幻覚シーンはアニメっぽくて良かった!

 

・演出・脚本

 後述する一部の疑問点を除けば、特に不満点もなく、頭を空っぽにして楽しめるアクションエンタメ大作です。

 

約2時間半、驚き・興奮し・感動する物語を楽しむことができますよ!

 

・疑問点

この映画の後半ぐらいのネタバレをすると、ミステリオというキャラはマルチユニバースから来たキャラでも何でもなく、ただアイアンマンにクビにされてプッツン来たただの科学者。

 彼にはスーパーパワーは一切なく、今回の敵クリーチャーとの戦闘はすべてドローンによって映し出されたホログラム映像。

 

なんですが、これがちょっと疑問でしたね。

 

いくら高性能のドローンでも、スパイダーマンに戦っているように錯覚させたりできるかなあ?

 ホログラムなんだから感触ないし、気づきそうなもんですけどねえ・・・。

 

・テーマ

本作のテーマは「フェイク」だと読み取りましたね。

 

まず上にも書きましたが、テクノロジーでスーパーヒーローだと偽っていたミステリオ。

 

そして、(ガバガバな方法で)クラスメイト達に正体を隠していた(最後にばれたけど笑)ピーターパーカー=スパイダーマン

 

さらに、エンドロール後のシーンで判明したニックフューリーが実はタロス(「キャプテンマーベル」に出てきた宇宙人)が化けたものだったということ。

rimokongetao.hatenablog.com

 

最後に、一見観光映画っぽいルックでありながら、後半で真実が明らかになるこの映画の構成。

 

この4つに代表されるように、この映画には「フェイク」が満ちています

 

今回のヴィランであるミステリオは、テクノロジーによるフェイクで全世界を騙そうとしますし、死んだあと映像を加工してスパイダーマン=悪 ミステリオ=善」というフェイクを作り出そうとします。

 

rimokongetao.hatenablog.com

 

そして、その「フェイク」を見破るカギとなるのが「ピーターむずむず」つまり「直感」。

 

MJは直感でピーターがスパイダーマンと見破りましたし、スパイダーマンも最後は直感でミステリオを倒します。

 

これには世界的な潮流であるフェイクニュースを連想しますね。

それを見破るのは最終的には直感ということでしょうかね?

 

人生が変わる! 「直感」の磨き方

人生が変わる! 「直感」の磨き方

 

 

・満足度 88%

とにかくスカッ!と見れる映画です。

いくつかディテールに疑問も残りますが、基本的には非常に楽しい映画だと思います!