こんにちは
今回は映画「トロン・レガシー」の感想です。
監督 ジョセフ・コシンスキー 脚本 アダム・ホロウィッツ エドワード・キッツィス 出演者 ギャレット・ヘドランド ジェフ・ブリッジス オリヴィア・ワイルド
いやあ、つまらんかった。
たしかに全編を貫く、スタイリッシュなビジュアルはすごくカッコよかった。
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でも、カッコイイだけ。
個人的にすごく期待してたんですよ。
ビジュアルも世界観も好きですし、それに音楽がダフトパンク!
ダフトパンクはかなり好きなアーティストなので(映画にも出演)、「これは自分のために映画だ!」とすら思ってた。
でも。
カッコイイだけでストーリーは退屈だし、演出もトロイし、「これ本当にダフトパンク?」ってくらい控えめな音楽だし。
「音楽・ダフトパンク」っていうのはパケ裏にでかでかと書いてあるから、セールスポイントなんでしょう。
だったらもっと生かせよ。
映像と音楽をマッチさせろよ。
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なんかほんともう、期待してただけに本当にガッカリ。
さらにね、この映画、あの天下のディズニーが「映像革命」と高らかに宣伝していました。
当時自分もテレビCMで見たと思います。
しかし、その映像革命っぷりはこの映画をみてもさっぱりわかりません。
なぜか?
まずは長くなりますが、映画評論家前田有一さんのこの映画に関する批評を引用します。
序章というべきドラマ部分は、メガネの有無にかかわらず基本的に2Dで描かれる。
ところが息子サムがプログラムの世界に突入した途端、ディズニーいわく「映像革命」の最新3D映像へと画面は移り変わる。
なんといっても天下のディズニーが社運を賭けた冬の超大作。
別に予算がないから2D/3D混在なのではもちろんない。
3D効果を物語に連動させた演出として、わざとこういう事をやっている。
劇中の主人公が別世界に入った途端、いきなりグニョーンと奥行き全開な3D画面に切り替わり、観客の驚きも最高潮というわけだ。
本作品に2D上映版が存在しない理由は、こういうところにある。
3Dはこの映画の場合、演出の一環として完全に作品と融合している。
https://movie.maeda-y.com/movie/01544.htm 2019/8/15閲覧
つまりね、この映画は、映画館で、3Dメガネをかけてみることでしか楽しめない映画なんですよ。
2D版がないらしいですしね。
嗚呼、自分もいきなり奥行きグニョーン体験したかった・・・。
でもさ、こういうさ、3Dで見なきゃ何の意味もない映画ってさ、円盤化すんなよ!
3Dというセールスポイントがなくなると、この中身の空っぽさが露呈するんだよ!
まるで目隠ししてホストクラブに行くみたいな(笑)
意味ねえーって言うね(笑)
タイムマシーンがあったらこの映画が映画館で公開していた時に戻りたい。
そうしたら評価が変わる事でしょう。
まあでもタイムマシーンはないので評価が変わることはないんだろうなあ。
つまり、クソ映画のままってことで・・・。
PS
前作「トロン/オリジナル」のおもひではこちら↓