こんにちは!
今回はウルトラマンタイガ 9話「それぞれの今」の感想です。
今回はさらっと「怪獣保険」的アイデアにふれつつ、メインとなるのは実は宇宙人だった先輩と、その先輩の知り合い女性の話。
今回のテーマは「マイノリティを受け入れる」ということでしょうね。
その先輩の知り合いが代々受け継いできたタリスマン。
そこには怪獣が封じ込められており、彼女は代々それを守ってきた一族。
正直ラスト5分までは「空中滞在」などアクション的には良作でしたが、ストーリーは普通という印象でした。
しかし残りの五分で今回の話はその見え方を一気に変えていきます。
怪獣戦が終わった後、「今度結婚する」ことをつげるゲストキャラ。
彼女は今回の怪獣のこともすべて結婚相手に話した上で「それでも君は君」とありのまま受けいれられる。
うちの息子はたぶんゲイ(1) (ガンガンコミックスpixiv)
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また先輩が意を決して「自分は宇宙人」とカミングアウトした時の、メンバーたちの反応の素晴らしさ。
特に大げさに驚くでもなく、平常心で、でも温かみをもって彼に接する、その美しさ。
今回は「宇宙人」や「怪獣」という現実にはあまりないシチュエーションでしたが、「LGBT」などであることを家族や友人に告げる・告げられた時、こういう風に対応されたら/できたらいいよなあ、と思いますし、ウルトラマンという子供に対して訴求力のある番組でこういう描写をきちんとやってくれることは非常に素晴らしいと思います。
今回も当然傑作回でしょう。
もはや傑作回量産シリーズとなったタイガ。
次回も面白いの、頼みます!