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救いがねえ・・・ ゲーテ作「若きウェルテルの悩み」 感想!

こんにちは!

 

今回はゲーテ作「若きウェルテルの悩み」の感想です。

若きウェルテルの悩み (岩波文庫)

若きウェルテルの悩み (岩波文庫)

 

 

超有名な作品ですが、まず一応あらすじを。

ゲーテ自身の絶望的な恋の体験を作品化した書簡体小説で、ウェルテルの名が、恋する純情多感な青年の代名詞となっている古典的名作である。

許婚者のいる美貌の女性ロッテを恋したウェルテルは、遂げられぬ恋であることを知って苦悩の果てに自殺する……。
多くの人々が通過する青春の危機を心理的に深く追究し、人間の生き方そのものを描いた点で時代の制約をこえる普遍性をもつ。

 

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いやあ、悩むねえ(笑)

ウェルテルめちゃくちゃ悩みます!この小説。

   

なぜ悩むか?というと、好きになった人に婚約者がいたから、という超典型的なパターン。

 

いまだったらもう少しハッピーエンドで終わりそうなもんですが、身分制度や結婚、貞操感でガチガチに縛られたゲーテがいた時代のリアリティから言うとこうなるんだろうなあ。

 

結局憧れの女性の良い友達以上には絶対なれないと悟ったウェルテルは、彼女の夫を殺して一緒になろうとします。

が、朝日の美しさと自分の中の邪悪な感情を乗り越えたことに感動(満足?)した彼は、夫を殺そうと用意した拳銃で自殺してお話は終わり。

 

うーん、救いがないねえ(笑)

 

救いとは何か (筑摩選書)

救いとは何か (筑摩選書)

 

 でも古典て救いがないの多いですよねえ。

むしろハッピーエンドのほうが少ないかも・・・?