こんにちは!
今回は山崎鎮親著「半径1メートルの想像力」の感想です。
子ども若者たちは、たった〝半径1メートル〟の中で想像し、暮らしている。
なにを考え、どんな悩みを抱いているのだろうか……
サブカルから読み解く、子どもたちの世界といま。
もくじ
●二一世紀の消失者たち……虚構は現実を切り拓くか
●風の声は重たい……子どもたち若者たちは家庭と学校をどう生きているのだろうか
●世界が小舟か、小舟がセカイか……成長と成熟をめぐって
●アンビバレンツ・ホールド……個人化と自己決定。そして虚構という企て
●宮殿の住人たち……友だち関係とキャラ
●星のみえない「星空」……小さな灯をみつけ出す
うーん・・・。
内容としては、宇野常寛や斉藤環などの研究者が著作に書いてあることをまとめただけ、という印象を持ってしまいますね。
例えば「リトルピープルの時代」を読んでいない人や長すぎてあきらめた人にとっては面白いかもしれませんが、読破した身からすると知ってることしか書いてないというか・・・。
特に新しい視点みたいなものは見いだせなかったなあ・・・。
そういう意味で、う~ん残念と言わざるを得ない本でした。