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「何食べてるの?」「紙」 映画「誰も知らない」 感想

こんにちは!

 

今回は映画「誰も知らない」の感想です。

誰も知らない [DVD]

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監督・脚本・製作 是枝裕和

 

あらすじはこんな感じ↓

2DKのアパートに、スーツケースを抱えた母親のけい子と息子の明が引越してくる。アパートの大家には「主人が長期出張中の母子2人である」と挨拶するが、実はけい子には明以外の子供が3人おり、スーツケースの中には次男の茂、次女のゆきが入っていた。長女の京子も人目をはばかり、こっそり家にたどり着く。

子供4人の母子家庭との事実を告白すれば家を追い出されかねないと、嘘を付くのはけい子なりの苦肉の策であり、彼女は大家にも周辺住民にも事が明らかにならないよう、明以外は外出を禁ずるなど、子供たちに厳しく注意する。

子供たちはそれぞれ父親が違い、出生届は出されておらず、大家には小学校6年生と紹介した明も学校に通ったことさえなかった。

転入当初は、日中けい子が百貨店で働く間に明が弟妹の世話をする日々が続くが、新たに恋人ができたけい子は家に不在がちになる。やがてけい子は恋人と同棲を始め、子供達の生活費は現金書留で送り帰宅しなくなる。そこから兄弟だけの、誰も知らない生活が始まる。明は茂とゆきの父親たちに金の無心目的に会うが、それぞれの事情からお小遣い程度しかもらえない。

母が姿を消して数か月後、生活費は送られてこなくなり底をつく。料金滞納から電気・ガス・水道も止められ、子供たちだけの生活に限界が近づき始める。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%B0%E3%82%82%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84 2019/10/27閲覧

 

 まずこの映画が素晴らしいのは、子役の演技がすごく自然なこと。

ドラマや映画に出てる子役の大半は、「ザ・児童劇団」みたいなうざったい演技をしがちですが、この映画は本当に子供たちの日常を切り取ったようなリアルさに満ちている。

 

だからこそ、この救いのない物語がリアルな問題として浮かび上がってくるのです。

実話ベースなので、YOU演じる母親にも事情はあったんでしょうが、やはり小学生にまかせっきりで放置と言うのは弁解のしようがない犯罪でしょう。

 その中で長男として頑張る柳楽優弥がけなげで泣いてしまいますね。

ダメな親を持つと子供は立派になることが多いものです(笑)

 

そんな柳楽優弥君がいよいよお金が無くなると余裕がなくなり、兄弟に八つ当たりしてしまうのもつらいところ。

彼もやはり子供ではあるのですが、大人びているばかりに、周りの優しい大人たちに無条件で頼ることができず、貧困のどん底に落ちていってしまう地獄。

悩んでいた母親が一瞬で救われた子育ての話

悩んでいた母親が一瞬で救われた子育ての話

 

 

最後に絶望感を感じた二つのシーンの話をして終わりにしたいと思います。

 

一つは、柳楽優弥がいよいよたまりかねて母親に公衆電話から連絡しようとするシーン。

 

まず公衆電話というところがキツイわけですが(電話を止められたのか、もともと引いてないのか)、ここでなけなしのお金の中からなんとか30円をねん出して電話を書けたのに、結局母親と話すことは出来ない。

このブツッと電話が切れた時の、自分を保護してくれるすべての存在に見捨てられたかのような絶望感。

NHKラジオ深夜便 絶望名言
 

 

そしてもう一つ。

これも終盤のシーンですが、柳楽優弥がもぐもぐしている妹に「何食べてるの?」と問う。

その答えが「紙」。

 

やっぱりね、どんな事情があろうと、子供に空腹のあまり紙食わせちゃダメでしょ、親として。

絶望の林業

絶望の林業