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田舎の閉そく感がすごい 羽田圭介作「ミート・ザ・ビート」 感想

こんにちは!

 

今回は羽田圭介作「ミート・ザ・ビート」 の感想です。

ミート・ザ・ビート (文春文庫)

ミート・ザ・ビート (文春文庫)

 

 あらすじはこんな感じ↓

 東京から電車で約1時間の地方都市。勉強とバイトに明け暮れる予備校生「彼」の日常は、中古車ホンダ「ビート」を手に入れてから変わってゆく。デリヘル嬢との微妙な関係、地方都市の閉塞感と青春群像、マシンを操る身体感覚、作家の資質を鮮やかに示し、第142回芥川賞候補になった表題作。短篇「一丁目一番地」を併録。

 

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基本的にどうしようもないやつらしか出てこない小説です(笑)

 

不良予備校生・デリヘル嬢(一回5万円)・そのデリヘル嬢に恋するおっさん・ホストなどなど。

そんなやつらが性欲と車と金のことばっかりに終始しているお話。

 

エンターテインメント小説ではないので特に何かが起きるわけでもありません。

 

meet the 東京ビートルズ

meet the 東京ビートルズ

 

 ただだらだらとどうしようもない日常が続いていくだけ。

でも、それこそが田舎・地方都市のリアル。

 

特にすることもなく、そんなことしか考えられない、その閉そく感。

それこそがリアル。

 

わざわざそんな小説を読みたいかどうかは人によるでしょうが(笑)、芥川賞の候補になっただけあって、なかなか興味深い作品です。