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ラストシーンに納得いかん! スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」 感想

こんにちは!

 

今回は映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の感想です。

 

 

監督 J・J・エイブラムス 脚本 J・J・エイブラムス クリス・テリオ

 

自分はあくまでもにわか野郎なので、間違いや不十分な記述が散見されるかと思いますが、ご了承ください!

 

 

エピソード1~3が親の話、4~6が子供の話、7~9が孫の話 そういう意味でレイがパルパティーンの孫という設定はありだと思います。

というか、むしろこの構造に気づいたときは見事だと思いました。 こう、うまく世代で分けたなあと。

 

このスカイウォーカーの夜明けは、そういうシリーズ全9作のトリとして、いろんなところからネタを引っ張ってきて繋げるみたいな部分はすごくうまかったと思います。

例えば最後のジェダイでルークがライトセーバーぶん投げたのを受けて(そしてそれが批判されたのを受けて)、道具に敬意を払え、という台詞を入れてみたりという目配せもナイス。

 

 

スター・ウォーズ エレクトロニックライトセーバー カイロ・レン

スター・ウォーズ エレクトロニックライトセーバー カイロ・レン

  • 発売日: 2017/09/01
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

さて、テーマ的な面で言えば血、家柄、血統というのがそれに当たるのでしょう。

ある意味血の呪縛というか。

 

4~6のルークとレイアが父ダース・ベイダーの血の呪縛から逃れたように、今作では、カイロレンがダース・ベイダーの血の呪縛から逃れ、レイがパルパティーンの血の呪縛から逃れる。

 

彼らを苦しめたのが血ならば、救ったのも血

 

カイロレンは母の思いと父の思い出によりベンソロへと回帰し、レイも平凡を両親の思い出を胸に、パルパティーンの誘惑をはねのける。

すごくすっきりした分かりやすい物語。

そこは素直に良かったと思います。

 

 

しかしだとするならば、ラストの一連のシーン、レイがスカイウォーカーを襲名する部分、ここがすごく蛇足な気がするんですよねえ。

 

なぜ血の呪縛から逃れたのに、新しい血に捕らわれるのか? レイパルパティーンと名乗れ!とまではいいませんが(余韻がぶち壊ですし)、普通にレイでいいじゃん!

わざわざスカイウォーカーつける必要あった?

 

なんかこの部分、なんでスカイウォーカー家じゃねえやつが決着つけてんだよ!という批判を避けるためのような気がするというか。

 

ベンソロとキスして、夫婦になりましたんで!スカイウォーカー家ですんで!という理由付けでスターウォーズという作品の主人公である正当性を担保しようという意思を感じるというかねー。

   

 

なーんか、うさんくさい感じが(笑)