こんにちは!
今回は「スタートゥインクルプリキュア」最終回の感想&総評です!!
良い最終回でしたね!!
一個前の話でやらなきゃいけないことは全部解決してしまったので、今回は非常にゆったりとしたムードでした。
変身はしましたが、敵の設定も超適当だし(笑)
いいんです、そこはメインじゃないんですから!!
さらにBパートでは大人になったひかる達が描かれます。
年齢としては、20代後半くらいでしょうか。
ひかるは宇宙飛行士、エレナは通訳、ララは出世、アイワ―ンはめちゃ短髪になっております(笑)
前作の「HUG」もそうでしたが、今回も綺麗に終わりましたねえ。
毎年恒例の次回作(ヒーリングっと)とのちょこっとしたコラボもありましたしね(映画への接続のため)。
まあプリキュアシリーズはライダーや戦隊と違い、世界の謎とかとくにないですしね、無駄にパワーアップもしないし(笑)
さて、ここからは「スタートゥインクルプリキュア」の一年間の総評をお伝えしたいと思います。
「スタートゥインクルプリキュア」のテーマは、雑誌などでも散々語られていますが「多様性」。
そもそもプリキュアの編成からして、宇宙人・人間と動物の混合生物(言い方は悪いですが笑)・褐色・変人(笑)など基本的にひとりも属性が被らない。
また各回では、夢を追い続ける母親や、見た目や言動が他人と違うキャラクターなど(いわゆる)「普通ではない人」を肯定していきます。
終盤では「ララが宇宙人だから」という理由でクラスメートから排斥されかけますが、主人公ひかるの胸を打つ熱い説得で、偏見を克服するという素晴らしいエピソードもありました。
また、他のプリキュアにはない特性として様々な惑星を巡る、というエピソードが定期的に挟み込まれ、そこでもまた見た目もルールも地球とは異なる異星人と交流し、彼らの風習を知っていくというイベントもあります。
さらに、敵(最終的には仲間になる)もハゲた河童だったり、鼻にコンプレックスを持つ天狗だったり、一つ目の科学者だったり、鬼だったり、こちらもバリエーション豊か。
長々と書いてきましたが要するに、最初に掲げたテーマである「多様性」を一年かけてしっかりと具現化した作品であり、非常に良かったと思います!!
もちろん個々のエピソードの中で「ん?」となる話がなかったこともないですが(笑)、基本の軸となるテーマを最後までぶれることなく通したのは素晴らしい!
「所詮女児向けアニメ」とバカにすることなかれ、ですよ!!
もちろん、前作の「HUGっと」に比べるとテーマでは劣るかもしれませんが、前作はテーマが「女性の社会進出・ジェンダー論」でそれをごりごりに推し進めた結果、史上初の男性プリキュアまで登場させましたからねえ(笑)
それと比べるのは酷でしょう(笑)
ちなみに今気づきましたが「スタートゥインクルプリキュア」、多様性という観点から考えると、主要男性キャラが少なすぎるという欠点に今気づきました(笑)
まあそれは冗談としても、ひとつだけ欠点があるとすると、主人公・ひかるですかね。
彼女の性格というか行動原理が最後までいまいちよくわかりませんでしたね。
ギャグ回とシリアス回によって性格が違いすぎるというか、ギャグ回では基本あほなのに、シリアス回だと意外とナイーブだったりして「あれ?どっちなの?普段は頑張ってあほなふりしてるの?」と無駄に勘ぐってしまいました。
そこだけ残念でしたが、あとは非常に良い作品だったと思います!!