こんにちは!
あらすじはこんな感じ↓
「タモリが狂わないのは、自分にも他人にも何ひとつ期待をしていないから」(『さらば雑司ヶ谷』より)
小説デビュー作に忍び込ませた「タモリ・エピソード」が話題となった作家・樋口毅宏が、積年の愛を込めて、その狂気と神髄に迫る。
タモリの本当の〈凄さ〉って何だろう――。
なぜ30年以上も毎日、生放送の司会を超然と続けられるのか? サングラスの奥には、人知れぬ孤独や絶望が隠されているのだろうか?
小説デビュー作でタモリへの愛を告白した作家が、秘蔵の「タモリうんちく」を駆使して、その謎めいた正体に迫る。伝説やエピソード、私的「笑っていいとも! 」名場面など、読めば〝タモリ観″が一変する、革命的芸人論。
ディープにタモリが好きな人たちからはあんまり評判が良くないこちらの本。
それも納得で、まずタッチが非常に軽く、「論」と言うほど、「論じて」いない。
なにか今あなたが読んでいる、こういうブログのようなタッチ。
またタモリについても学術的に論じるのではなく、あくまで雑談レベル。
さらにより「うーん・・・」となるのは、この本の3分の1が明石家さんま・ビートたけしについて書いてある、ということ。
タモリ・さんま・たけしの「お笑いBIG3」を並べて論じたかった、というのはわかります。
ただ、一番力入れて書いてるのは、どう考えても「ビートたけし(北野武)」ってのはいかがなものか(笑)
そういう感じで「タモリ論」といいながら、あんまりタモリのこと書いてないし、そもそも論じてねえじゃねえか!という批判がけっこう成り立ちうる本ではありますね。
もしかしたら、「タモリ論」というタイトルは編集者がつけたのかもしれませんがね(笑)