こんにちは!
今回は 「道徳」を疑え! 自分の頭で考えるための哲学講義」の感想です。
思考停止に陥らず、
現代社会を生き抜くために
多発するいじめや虐待、社会マナーの低下などを背景に、道徳の教科化の議論が持ち上がっている。しかし、それで本当にすべてがまるく収まるのか。本書では、人気哲学者がいわゆる「道徳の常識」を徹底的に疑うことを通して、現代人のモラル崩壊という問題の核心へと切り込んでいく。多様な価値観がせめぎあう複雑な現代社会を、我々はいかに生きるべきか。具体的な事例を挙げながら、「21世紀の道徳」を自らの手で新たに構築していこうという野心的な一冊。
この本の中でこんな一説が出てきます。
「道徳」では、そこで教える内容が絶対的な価値であるかのように授業します。
しかしながら、価値というのはじつは、或る時代やある共同体、ある文化の中で規定されるものに過ぎないのです。
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そうなんですよね。
自分は特撮が好きなので、例えば「仮面ライダークウガの変身ベルト」は自分にとっては子供のころから欲しいものです。
今でももっと安ければ買いたいと思っています。
つまり、僕にとっては価値のあるものです。
ですが、特撮を全く知らないし、クウガも見たことないような人からすれば「ただのおもちゃの一つ」でしょう。
つまり、あまり価値があるとは思わないでしょう。
特撮カルチャーの中にいる自分にとっては意味のあるものでも、そうじゃない人にとってはただのおもちゃ。
そういう相対化の視点を持つことって結構大事だと思うんですよね。
ブログをやってると特に。
「自分とはまったく逆のことを考えている人も絶対にいる」、そういう視点を持ちながら書かないと、炎上しちゃいそうですし(笑)
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