こんにちは!
今回はドラマ「QUIZ」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
とある住宅街で発生した小学生誘拐事件。犯人はクイズ形式のメールで警察を翻弄。警視庁の蓮見管理官は、読心能力を持つ捜査員・桐子カヲルを派遣する。複雑に絡み合った愛憎関係、そして家族のきずな。クイズ・メールを送りつける犯人の真の目的は?
スタイリッシュな映像、研ぎ澄まされたストーリー、不可解な心理描写で、単純な誘拐サスペンスに終わることなく視聴者を惹きつけた傑作シリーズ。過去にトラウマを持つ女捜査員・桐子を演じた財前直見が、人格同一障害を持つ刑事というこれまでにない役を好演。また「トリック」ではヅラ愛用のギャグ刑事を演じた生瀬勝久が、ここでは桐子をライバル視するエリート刑事を演じ、新たなファンを獲得した。
複雑に入り組んだストーリーゆえ、1話見逃すと理解不能に陥りがちな内容だが、実は植田博樹プロデューサーが意図したのは、「ひとつの事件がきっかけで、再生する家族」を表現することだったという。そうした作り手の志は確かに貫かれたドラマであり、真犯人が誰であるか?との興味を引きずりながら、その裏に隠された意外な人間関係や、徐々にお互いを認め合っていく桐子と緒沢、白砂(内藤剛志)たちの描写を楽しむことが出来る。ただし真犯人が露呈する最終回は釈然としない内容に終始してしまい、その志と描写との間にギャップが感じられるあたりは残念。(斉藤守彦)
プロデューサー・植田博樹、演出・今井夏樹などのスタッフや、竜雷太・鈴木紗理奈・生瀬勝久などのキャストも含めドラマ「ケイゾク」色の強い作品。
ただ「ケイゾク」のメインディレクターである堤幸彦は関わっていません。
そのため「ケイゾクっぽい」けど「何かが違う」。
その違いとは良くも悪くも、彼のもつハチャメチャさのあるなしかな、という気がしますね。
堤幸彦っぽいけど、でもやはり真似は本物を超えられない。
もし堤幸彦が演出していたら、もっと違うものになったのではないかなあ、という気がしてしまいますね。
例えばラストの大どんでん返しである、誘拐犯は○○という部分。
ここは放送当時、かなり批判されたというか、がっかりされたらしいですが、彼ならもっと説得力を持って映像に出来たんじゃないかなあ、とかね(笑)
さて、そのラストの衝撃の事実なんですが、これ最初から知ってたんですよね(笑)
なぜなら、本作のプロデューサー・植田博樹さんのドラマ「SPEC」の関連書籍で、プロデューサー自らがネタバレしているから(笑)
その段階で10年前だから、まあネタバレしてもしょうがないとは思うんですが、でも知らない状態で見たかったなあ・・・。
もし、何も知らない状態で見たらもっとハマっていたと思うんですがねえ・・・。
最初から「ああ、こいつが犯人なのね」という視点で見ているのでねえ。
でもキリコと謎の女の子の関係性とかは知らない状態で見たので、そこは「おお!」となりましたね。
なんか色々矛盾した演出があったような気がしますが(笑)
少なくともつまらないドラマではないです!
是非ネタバレを食らう前に見てみて下さい!