こんにちは!
今回はアニメ「スクライド」の感想です。
あらすじはこんな感じ↓
21世紀初頭の近未来(本編開始より22年前)、神奈川県の一部で突如、横浜を中心に自然現象ではあり得ないほどの原因不明エネルギーを放出して大規模な隆起が発生し、半径約20kmから30km・高さ240メートル以上にも及ぶ「ロストグラウンド」と呼ばれる大地が誕生した。首都圏全域の機能が失われ、政治・経済も長期に渡る停滞を続けることになった。5年後、余力ができ復興した日本政府や国連からの援助によりロストグラウンドは復興するも、復興した市街の住人と崩壊地区の住人「インナー」という特殊な二層社会が形成される。
大隆起現象から8年後、ロストグラウンドは日本においての完全独立自治領連(むらじ)経済特別区域と認定される。その背景には、ロストグラウンド生まれの約2%の新生児に「アルター能力」という特殊能力を持つ者達が現れ始めたということがある。彼らは「アルター使い」や「ネイティブアルター」と呼ばれ、その中でも特に暴力や略奪を行う一部は「アルター犯罪者」と呼ばれるようになった。これに対して本土側はロストグラウンドにおける武装警察機関「HOLD」内に、アルター能力者による部隊「HOLY」を設立し、これに対応した。
そんな中、ロストグラウンドの崩壊地区で生まれ育ったアルター使い・カズマは、HOLYに所属するアルター使い・劉鳳と出会う。
熱い!
とにかく熱い、男と男の、意地と意地、プライドとプライドのぶつかり合い!!!
まるで熱血王道バトル少年漫画のような、とにかく熱量に満ちた作品でした!
このアニメが良いのは、主人公がウジウジ悩まないということ。
悩んでる暇があったら突っ走る!そんな脳筋メンタリティーに満ちた人たちしか登場しません、基本(笑)
例えば主人公が敗北したときに、こんなセリフを言います。
倒れるかよっ・・・!
倒れるとしても、前のめりだっ!!
どうですか?この笑ってしまうほどの前向きさ!!
とにかく熱い、むさくるしい、男臭ーい、アニメです!
バトル中に主人公のライバルが放った一言
「うるさい、女如きが邪魔をするな!!」
というセリフがある意味、このアニメを(良くも悪くも)象徴している気がしますね。
さて、そんな本作の監督は 谷口悟朗氏。
そう、自分がこの世で最も面白いと思っているアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」シリーズの監督です。
ということで最後に、コードギアスとの共通点を語ってみたいと思います。
共通点① 声優さんの使いどころ
監督が同じだからか、なんとなく声優さんの使いどころが似ている気がします。
彼はコードギアスでも、似たような顔立ち&クール系のキャラを演じています。
また本作のナレーション・予告を担当している若本則夫さんは、コードギアスにおいてもある意味レベルの違うキャラ・皇帝を演じていました(こじつけ笑)
最後に、これは自信を持って「似てる!」と言える方がいます!
それは本作でを演じた無常矜侍を演じた白鳥 哲さん!!
この無常とコードギアスで彼が演じたロイド伯爵。
この二つのキャラが顔立ちも正確も科学者な点もそっくりなんですよね!!
ただ本作では敵側、コードギアスでは味方側、という違いがありますが。
共通点② 超能力が出てくる
本作では「アルター」と呼ばれる超能力が、コードギアスでは「ギアス」と呼ばれる超能力が登場します。
ちなみに、「アルター」を使うときのSEと「ギアス」を使うときのSEは同じです(笑)
共通点③ 本編を再編集した映画が10年後に公開
本作では「スクライド オルタレイション TAO/QUAN」が2011年に製作されています。
対してコードギアスでは、「コードギアス Ⅰ 興道 Ⅱ 叛道 Ⅲ 皇道」の三部作が公開され、それに続く物語として「復活のルルーシュ」が製作されています。
共通点④ 二人の男のぶつかり合いのドラマ
結局一番はこれでしょうね。
本作ではカズマVS劉鳳の喧嘩が最初から最後まで貫かれていました。
コードギアスでもルルーシュVSスザク、この二人が時に協力し、時に憎しみ合い、という二人のドラマが最後まで続き、圧倒的なあのラストを迎えました。
谷口監督はこういう、友と書いてライバルと読ませるタイプの人間のぶつかり合いが好きなんでしょうね。
まとめ
全26話と見やすいとは言えないボリュームですが、なかなか面白い熱血アニメでした。
気になった方は是非!!
26話も無理~と言う方は編集版の「スクライド オルタレイション」二部作が見やすいかもしれません!