こんにちは!
世間ではチャドウィックボーズマン追悼映画などと言われていますが、彼については全然知らないのでその観点からは語れません。
それを踏まえた上で端的に本作の感想を申し上げるならば、つまらんかった、この一言に尽きるでしょう。
上映時間中、眠くて眠くて仕方ありませんでした。
なぜそう感じたのか、四つの視点から書いていきたいと思います。
①無駄に長すぎる
本作に対する文句で1番ウェイトを占めるのがここ。
なぜこんなに長いのか?
上映時間が3時間近くあるわけですが、長すぎでしょう、明らかに。
いや、きちんと語るべき物語があり、3時間かけて描くほど内容が詰まっているなら文句はないんです。
同じ上映料金払っていっぱい映画が見れるなら得ですしね笑
でも本作は本当に無駄に長いとしか思えなかった。
内容と尺があってないんですよ。
この内容ならどんだけ長くても2時間半、個人的には2時間10分ぐらいに収めて欲しい内容でした。
②単調すぎる演出
演出、単調でしたねえ。
この演出の単調さが眠気に拍車をかけてくれました。
まあ主要キャラが死にまくるのでどうしても暗くなるんですが、それにしても盛り上がらない。
この監督が元々どういう映画を撮ってた人なのかは知りませんが、自然とか文化とかを淡々と記録するようなものが好きなタイプな気がしますね。
エターナルズのクロエジャオパターン。
で、個人的にこう言う人たちとは肌が合わないのでねえ笑
③シュリ、君に主役は無理だ!
今回のガッカリポイントはさらにあって、それらシュリに主役のポジションは重かった、と思い知らされてしまうこと。
役者として、キャラクターとして存在感、ヒーローとしての華やかさ、国をすべるものとしての威厳、残念ながらどれも感じることができませんでした。
どつしても、棚ぼた的に主役を手に入れた、というかその座に押し上げられてしまったものの、そのポジションではシュリの魅力は出ないんだよなあ、と思い知らされるというか。
最後の最後で次のブラックパンサー候補が出てきたことで、あ君は繋ぎなのね、と余計悲しくなりましたし。
④私怨にかられる権力者たち
今回って、権力者が暴走しまくってた話でしたよね、ワカンダもタロカンも。
これまたラストシーンで示されたように、徹底的に血統主義であるワカンダですが、それで良いのか!?という疑問がふつふつと湧いてきましたね。
そもそもシュリが君主になる必要はあったのか?もっと優秀な統治者がいるのでは?
今回の彼女の行動を考えると、彼女が君主になる素質は血筋以外にないのではないか?と思ってしまいましたね。
それに結局描かれるのは王族やら高官ばかりで、市民がどう感じてるのか?というのが見えてこないのも残念。
ワカンダというくにをえがくのなら、市民をこそしっかりと描き込んで欲しかった。
というのが大きな不満点でしたが、以下気になったことをいくつか。
・意外と話に絡まないアイアンハート
黒人、女性、天才科学者などシュリと分かり合えるポイントも多いはずの新キャラアイアンハート。
おそらく彼女がアイアンマンを継ぐポジションになるはずですから重要キャラのはずなんですが、思ったほど絡んで来ませんでしたね。
背景もキャラクターもほんと必要最低限って感じで。
3時間もあったんだからもっとやれただろ!って気はしますが笑
・タロカンのふわふわっぷり
それで言うと3時間あった割には敵国であるタロカンの設定もだいぶふわっとしたままでしたよね。
ネイモアはミュータントらしいですが、他の人は違うのか?
他の住民も長寿なのか?
死んだと思ったら復活したのはみんなできる芸当なのか?
まったくキャラクターがわからなかったネイモアの部下たちはどんなやつなのか?
さらに言うと上映前にアバターの予告をしっかり見せられたので既視感がすごかったですね笑
海だし、人間じゃないし、青いし笑
・絵面が地味すぎる
今回絵面地味でしたねえ。
アクションも小ぢんまりしてましたし、ヒーロー映画見てる爽快感が控えめでした。
作品的には度し難いと思っているMCU前作、ソーラブ&サンダーの方がルックの面では楽しかったですよ。
内容は酷かったですけどね笑
・父息子同姓同名問題
流行ってるんですかね?
早くに愛する人を亡くすとその人と同じ名前を子供につけるという行為は笑
ま、そんな感じで何一つ褒めてませんが、色々残念な作品でした。
ラブ&サンダーには良くない方向性で感情を揺さぶられましたが、今作は無でしたね。
ひたすら退屈でつまらない映画でした。
おしまい!