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昭和の爆笑王 三遊亭歌笑 感想

こんにちは!

 

今回は「昭和の爆笑王 三遊亭歌笑」の感想です。

 

 

あらすじ↓

「珍顔」で戦中~戦後の落語界を席巻。33歳で進駐軍の車に轢かれて即死。初めて描かれるその全生涯。

 

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落語家の仲間内からも、文芸評論家からも評価されなかった爆笑派・三遊亭歌笑

しかし、戦争終結前後の日本の民衆には絶大な支持を受け、大人気を博しました。

この型破りなスタイルで落語家や文芸評論家からは評価されないものの、民衆からは絶大な支持を受ける、というスタイルは柳亭痴楽、そして林家三平へと受け継がれたそうです。

 

本書は大ボリュームでこの歌笑こと治男の生涯を描きます。

一代伝記ですね。

この人の人生はなかなか波乱万丈だったんだなあ、とこの本を読むとわかります。

 

まずルックス。

この本の中で何度も言及されますが、この人は相当インパクトのある顔をしていたらしい。

斜視で出っ歯で顔が四角くて・・・。

その顔のせいで親戚の婚礼に呼ばれないほどだったというのだから相当ですよね。

 

しかし、この治男の家は工場を経営するお金持ち。

なのでここにずっといれば生きていくことはできた。

 

しかし、治男は自分の顔がコンプレックスで、それを克服するために噺家になって世間を見返したかった。

 

どうですか、この導入だけでドラマみたいではありませんか?

この本には「これ本当の話?」」とびっくりするようなお話がいっぱい出てきます。

なのでこれは本当に映画化なりドラマ化なり、してほしいなあ。

 

ただ、最後がかなりビターなんですよね。

人気絶頂のところで交通事故であっさり死んでしまいますからね・・・。

 

まあとにもかくにも面白い伝記です。

是非ご一読を!

 

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